24.4.09

Hiromi 's Sonicbloom

上原ひろみが、チューリッヒにやって来ました。まるでアイドル歌手のように、私たちの横に座っているおじ様たちは、彼女のコケティシュ動きをきゃっきゃ言いながら見たらっしゃいました。
彼女の指の速さは、聞いてはいたけど凄いです。メチャクチャ早い。で、彼女の正直で、まっすぐなサウンドは心にしみるところ大です。グルーブ系のジャズは苦手の私ですが、ひろみさんのソロは最高です。ジャズ、グルーブ、ポップ、クラッシックたぶん彼女が好きな音楽が全部混じったような曲たち。作曲するのが本当に楽しいんでしょうね。これからも、また聞きたいピアニストがまた出来ました。

Christine Ferber

何年か前にT姉から、お土産に頂いたChristine Ferberのジャム。やっと自分でお店に行って着ました。Niedermorschwihrというすごい田舎の小さい村にあるこのお店。知らなければ絶対寄らないような外観のお店です。村の何でも屋さんなので、野菜に果物にたわしも置いてあるのですが、アルザスのかわいい陶器や、イースター明けなのでチョコレートのウサギや、かわいい卵の飾りなど、とってもかわいかったです。アラン・デュカスもうなるこの味。我が家はうなされまくってます。本当においしいよねクリスティネおばさんのジャム。

あとこの旅行のもう一つのハイライトは、TruckheimというColmarの近くの小さい街にある、ストーブ社でゲットした鋳鉄製のフライパン。これで、おいしいステーキ焼いちゃいます。この街の工場の横に大きなファクトリーアウトレットがあるんだけど、週に一度料理の講習会もするとの事。一度誰か行きませんか。

Alsace and Monkey

春休みもあと残すこと1週間、コムニオンも終わったし近くでどこか行こう。ということでアルザスです。やはり車で2時間弱は嬉しいですね。今回はいつものKaysersbergの隣町Kienzheimに泊まりました。Hotellerie Schwendiは値段もお手頃のわりに、リノベーションしたばかりで部屋はとてもモダンで素敵だし、ワイナリーもしているすごく感じのいい家族が経営していて、レストランもとてもおいしかったです。 王子が3歳くらいの時に一度行ったサル山にも行きました。入場料を払うと、片手一杯のポップコーンがもらえて、それを日本の猿さんとはまたちがって、お行儀のよいサル様に上げるのです。
けっして、鳥や犬にえさをやるという感覚は忘れてください。サルの口にえさを入れてあげようとすると、サルに怒られます。手にのせろと、フンフンと催促されます。しかも、王子のポケットから出てきたポップコーンなどは、鼻でくんくんとにおいをまず確認してからお召しになられる慎重さ。サル様参りました。ぬいぐるみ好きの王子は、またしても母を無視して、「僕のおこずかいで買うから。いいでしょ。」といいながら音のなるぬいぐるみを購入。ぬいぐるみ君はパパ・サーンジュというフランス語の名前もゲット。今後は音のなるシリーズを集めるそうです。そうして、彼のベットはまた狭く、そして動物園と化していくのです。

Kommunion

今日は王子の晴れ舞台。カソリック教会のコムニオンです。キリスト教の最後の晩餐に由来するらしです。このセレモニーの後は正式に、オブラートでできた、ホスティエといわれるキリストの聖体をいただけるようになるのです。大人の仲間入りが出来るのです。といっても、仏教徒の母にはわからないことばかりですが、白い神父様のような長いドレスを着た王子がとても輝いて見えました。これからは、大きくなって自分が信じたいものを信じてくれたらいいと思います。
コムニオンでのお決まりは、教会のミサの後にレストランなどに行って親戚一同と一緒にお祝いするのですが、我が家は家でWashokuさんの幕の内弁当と、天気も最高によかったので庭でみんなでRico' Kitchenのおいしいケーキでお祝いしました。特に王子の大好物のイチゴロールケーキに、王子は大感動。T姉ありがとう。
今回のお二人の料理人さんたちですが、日本人にとってのこの季節のお祝いの花はやっぱり桜なんだなあ。となっとく。私もテーブルのデコレーションに庭の桜の花を飾ったのですが、ロールケーキのデコも素敵な桜だったし、Washokuの鈴木さんのお料理も、桜鯛でおそばを巻いたものなどで、とっても春を感じました。

Mark Feldmann

王子のコミュニオンの後、家の下の湖沿いにあるRote Fabrikにて、ジャズバイオリンの教則本の演奏でもおなじみのMark Feldmannとスイス人の奥様Sylvie Courvoisierのデュオコンサートへ、オペラ座でバイオリンを弾いている近所の友達とちょこっと見に行ってきました。Sylvieの作った曲は、ジャズというより現代音楽。どうも私の好みではないかな。でも、Markのテクニックは隣に座っていたバイオリニストの友達も口を大きく開けて聞いていました。
lineup. Mark Feldmann (Vln). Sylvie Courvoisier (Piano). Rote Fabrik, fabrikjazz

Fondation Beyeler - Museum Tinguely

バーゼルでアフリカ・オセアニア美術とバイエラー美術館の持っている絵を組み合わせた展覧会がやっていて、リトバーグ博物館のアフリカ美術のホンバーガー教授のグループと一緒にバーゼルに行きました。リトバーグからも、いくつかのマスクが貸し出されていてその関係もあり企画されました。ピカソはもちろん、モンドリアンやロスコなどの絵にあわせてその絵に影響を与えたスタイルの作品が展示されていて、とてもおもしろい展示会でした。一部の民俗学者からは、コマーシャルな展覧会と批判さてているようですが、一般の人に美術史を理解してもらういい機会だと思うのは私だけでしょうか。
せっかくバーゼルまで行って、1つの展覧会だけではというので、午後にタンガリー美術館に行きました。Chinetikという70年代に中国で使われていた自転車をいろいろなアーティストに改造させた催しと、Ted Scapaというスイス人の挿絵画家の蒐集したものを集めた展覧会が催されていました。Ted Scapaは、スイス版ノッポさんで60年70年代にスイスのテレビで工作をして子供に見せる番組をしていたようで、一緒に行った友達はなんか感動。。。といっていました。

12.4.09

Osterkuchen

イースターです。毎年我が家では、土曜日の夜のミサが終わった後、義理ママンの作った
イースターケーキを頂くのですが、ママンたら体の調子がすごく悪いのに、材料は買ってあるし、みんなが楽しみにしているのにどうしよう。。。。とパニック状態。自分がすごいしんどいのに家族のこと、慣習を大切に考えている彼女を見てると、どこの国の母も一緒だなって、涙でちゃいます。
ということで、私がママンの指示のもとケーキに卵の色付けにすべて担当することに。さあ大変。ケーキはママンのお友達で老人ホームでお一人様のお友達たちの分と3つ。このイースターケーキは、グリースというセモリナ粉をまずは炊いて、それと卵、フレッシュチーズ、アーモンドの粉、バニラ、砂糖等と混ぜて、パイ生地の上に流し込んで焼くというとてもシンプルなケーキです。でも、これがおいしいんですよね。
特に市販のものとは断然ちがうこの義理ママンのケーキを教えてもらっちゃいました。
そして、今日はイースターブランチの日曜日の朝。家族みんな集まって、ゆで卵対戦。
スイスでは、ゆで卵の先とおしり(っていうのかな?)をぶつけ合って、両先が最初にに割れちゃった人が負けというイースターの日曜ブランチのゲームなのです。
今年はパト吉の勝ち。(その調子で頑張ってください。)
朝食の後、子供たちは庭で、イースターバニー君の持ってきてくれたチョコやプレゼントを探したのでありました。

11.4.09

Marco Polo's Harem Band


今日は、イースター前の金曜日で受難日。私も、家族にあわせて今日は軽くしか食べていません。

もうすぐコムニオンの王子は、教会から聞いてきた話をもとに、今日は悲しい日なんだよ。キリスト様がね、なくなられてね。。。最近はプレゼントや、イースターバニーのチョコとかばかりいってる人は悪い人なんだよ。と、先週までイースタのプレゼントは新しいゲームボーイDsiが欲しい。とか言ってたことをころっと忘れて、パパにお話しております。

ということで、仏教徒の私はコンサートに出かけたのでありました。

Marco Polo's Harem Bandというバンドで、きっと長くは続かない感じのラインアップ。

曲はすごく神秘的だし、マルコ・ポーロの旅すなわち東方見聞録をふまえてつくったそうで、1曲演奏するごとに、リーダーであるピアニストが本を朗読するのです。彼はきっととても理屈っぽい人なんだと思います。音楽はいいんだけどね。フビライハーン。。。ね。。。

あと少し驚いたのは、トランペッターの取った行動。リーダーのピアノが後ろでカウントしだしてるのに、話し込んでたり、1セットの最後の曲で自分のソロが終わったら、タバコに火をつけて吸い出したり。。。インプロも最後まで演奏しないでやめちゃったり、他のメンバーも閉口って感じでした。でも、彼、今、すごい売れていて。驚きです。


Lineup: Nico Hirzel (p), Manuel Mengis (tp), Tobias Preisig (vl), Luca Sisera (b).

10.Apr.09 Mehrspur Club, Zurich

5.4.09

Titisee - Schluchsee

王子が合宿でお留守なので、パト吉と久しぶりに2人でお出かけしました。

お泊りは、黒い森にある、いつものウエルネスホテルVier jahres Zeitenです。今回はチベット式の背中だけのマッサージ。1時間かけて、よしよししてもらった感じのマッサージでした。前の日から肩がすごくこっていて、それが少しでもとれるかなっと期待していたのですが、その後は何の変化もなし。それどころか、うつぶせになって手を上に上げた状態で寝ながらのマッサージだったので、肩の悪い私としては、手が痛くってしょうがない。マッサージが終わった時に、1時間はサウナも何もしないで、寝転んでリラックスしてください。という指示があったので、じっとすること1時間。その後なんとなく肩の疲れがスーと取れた感じ。でもただの「感じ」ですが。たぶんこのマッサージは次はパス。やはり、しっかりとマッサージして欲しいですよね。日本人としては。撫ぜられてもね。1時間も。

帰りにTitiseeという所に行きました。先日から暖かい日が続いていたので、随分溶けていましたが、
湖が凍っていてなかなか美しい景色でした。
ちなみに、凍った湖を歩いていて、氷が割れて落ちちゃった場合、下のボードをお使いくださいとのことです。

2.4.09

元気の出る音楽その2

やっぱりRusconiの新しいアルバムOne up down left rightは元気の出る音楽です。
今日は朝からジムで、RusconiをIpodで聞きながら頑張ってきました。RusconiはジムでのトレーニングにもあうJazzです。CD買ってあげて下さい。

1.4.09

Rusconi - One up down left right


チューリッヒ出身のトリオが、念願のメジャーデビューを果たしました。今スイスで一番旬の3人ルスコーニ・トリオです。彼らは、音大生時代からずっと一緒に同じ音楽をやってきた仲間たちで、息はぴったり。
CD Taufeといって、スイスではよくやる発売記念コンサートを洗礼式という呼び名でするのですが、3人とも結構今日は緊張。CDが先月発売されて以来、ヨーロッパ中をツアーしているのですが、初めての地元公演で友達、昔からのファン、家族親戚みんなに祝福されてのコンサートだからね。ひさびさに観客の前で、スイスの方言で話すステファンはすごく嬉しそう。
コンサートも、新しいCDも最高でした。とてもPopなジャズで、ルックスもいいので、若い女性にもすごく受けていて、コンサートの後はボーイバンド状態。
ステファンの作る曲は、物語があってとっても情緒的で、彼の繊細で優しい性格が本当に出ていていいのです。彼をスヌーピーに出てくるシュローダーと比べる私はルーシーだからでしょうか。
ドラムのクラウディオのリズム感と切れのいいスティクさばきも最高。元気の出る音楽です。これからが楽しみだね。
CDにウイスキーをかけて、Taufe (洗礼式)を楽しむステファン
Lineup: Stefan Rusconi (p), Fabian Gisler(B), Claudio Strüby(D). Widder Bar, Zürich.