28.2.10

Engadin -- Snow, Snowboard, Hospital and more

イェェェェェ―-ということでスキー休暇がはじまりました。

1週間目は私のオークションのカタログ製作の締め切りと言うこともあり、王子は親友のノアと2人でチューリッヒ市がスポーツ促進のために企画している子供たちのためのスノーボード教室に参加。

王子は毎朝6時に家をでて、一人で頑張ってトラムに乗って中央駅まで行って、そこから観光バスで先生たちと5日間Flumserbergと言う山へ。家には夜6時にお腹ペコペコで帰宅。頑張ったね。本当に。2週間の休み全てを一緒に山にいければいいのだけど、仕事を2週間この時期休めないしね。助かります。こういう企画は。

王子たちも、若いスノボのおにいちゃん先生と親抜きで、結構お兄ちゃんの気分ですごい楽しいかったらしい。しかも家に帰ってきて話すことといえば「ぼくね、オリーの後インディグラブしたの。ノアなんかスリーハンドレッドシックスティできるんだよ。」

この会話に目が .  の大人たち。

そして、やっと私たちも休みが取れて毎年恒例のエンガディン。とっても素敵なアパートだし、Celerinaと言う村は本当にいい所だし。毎年楽しみなイベント。王子の親友ノア君家族に、王子のゴッドファーザーに、CDの仕上げを待たなきゃいけなくなって参加できなかったTobi抜きでN嬢も参加でいつもながら大家族で楽しい。
そして1日目。天気はいいし、私のスノーボードの調子も絶好調。私ってこんなにうまかったのか知らん。今日はスキーの王子と王子友のノアも、明日はママと一緒にスノボにするね。とかいいつつそろそろ帰りの時間。
いつもは上から麓に下りる細い山間コースは、苦手の上、スノボって平らなとこがでちゃうと歩かなきゃならなかったりでしんどいのでゴンドラに乗って麓まで行く私が、調子にのって降りちゃえと思ったのが大間違いでした。記憶の最後は、ここから平らになるから、スピード出してブレーキせずに。。。で、ブラックアウト。まじで覚えてないのです。何が自分に起こったか。。。ところどころで、うる覚えに、助けてくれた方がスノボの先生らしく、その方が自分のボードと私のボードを組み合わせてベッドを作ってくれて私を雪の寒さから守ってくれて、その方のショッキングピンクの帽子をさむさよけのために私のヘルメットを脱がせて被らせてくれた事や、救助隊の人が横をすごいスピードで滑るスキーヤーたちに怒ってたことや。60歳になったときに見せてくれる記念写真としてそりで搬送されている私を写真にとっていたパト吉など(ひどいやつだ。。しかも、私はまだ山の上にいた彼に電話したらしい。それは覚えていない、、、あと、その後でそりの後ろから滑ってくるパト吉にニヤニヤ笑うなと私は怒ったらしい。。。それも記憶外の出来事。。。)ぼんやりといろいろ覚えているのです。そりのあと救急車に担ぎ込まれて、病院へ。さすが、世界のリゾート地サン・モリッツの隣町のSamedanにある病院、かなり近代的。そくCTとレントゲンを撮られたあと、部屋へ。
病名は外傷性脳損傷。。。脳震とうとは違うのかしらん。

グルメ日記なので一応。。。この夜の晩御飯は点滴1本でした

19.2.10

Littel Italy in Zurich

今日は山ちゃんの誕生日。2人でランチに最近のお気に入りCinqueへ行きました。
あいかわらずここのSpagetti Pomodoroはおいしいわ。。
満足の2人はデザートはCinqueのあるJosefstrasseの先にあるイタリアパン屋さんへ。
ここのショーウインドウのキッチュさは、ぴか一。結婚式のケーキの横には、イスキア島出身のご主人のご自慢のマジパンで出来た果物たちが。

Pasticceria Carreda はいかにもイタリアのセコンドたち(日本で言う2世です。イタリアの貧しい地域から仕事を求めてスイスにやってきてすみついた人たちの子供たちのこと)の溜り場。店の中はイタリア語しか聞こえてきません。いいねええええ。この、べたっとした雰囲気。
私は シシリアで食べた想い出のお菓子Cannoliを、山ちゃんはSfogliatelleを注文、やせの大食いとは本当に彼女のことを言うのでしょう。わたしのもおいしかったけど、このSfogliatelleは最高においしかった。。。カリカリの皮の中のクリームも日本のおいしいケーキ屋さんなみのバニラクリーム。今度はこれを食べにここにもう一回クリーム好きのパト吉と王子を連れてこよっと。もうすぐこの店をちょうど派手で少々趣味のわるいキッチュなイースターバニーや卵のチョコたちが並ぶことでしょう。

でも今日はHappy Birthday to my dearest friend.

13.2.10

Berne, baby, Berne! by Uehara Hiromi



ひさびさのひろみちゃんです。去年のMoodsでのコンサートの感動から半年。
今回はソロでのツアーでスイスに登場です。
サックスのN嬢がどうしても、生ひろみちゃん会ってプロモーションしたいというわけで、無理やり遠くはるばるベルンまでコンサートに行く羽目に。。。

コンサートの会場は日本大使館の前のホテルInnereEngeにあるジャズクラブMarians。ひろみちゃんのお気に入りのクラブのようで、毎回ここらしい。Berne, baby, Berneと言う曲を作っちゃって今回のあるばむPlace to beに入れちゃったくらい好きみたい。

少々古くさいクラブなのですが、やっぱり伝統を重んじるベルン。このクラブ、Jazzはアメリカでしょう。。といわんがばかり、めちゃアメリカン・スタイルなんです。座ったらオーダーとりに来て、食事まで出ちゃうんです。(日本もそうよね。チャージはドリンクと一品みたいな。)

コンサートは音楽を聴きに来たんだ的な、チューリッヒのスタイルになれた私には結構カルチャーショック。だって、前でひろみちゃんがピアノ弾いてくださってるのに、わたしにはポテトは食べられません。

大使館にお勤めのJazz仲間で(いつかいっしょにNorth Sea Jazz Festivalに行こうと誓い合った仲です。)お忙しいところご一緒してくださいましたYさん、ゆっくりお話できなかったけど、次回はゆっくり。

ひろみちゃんの演奏って、とってもハッピーにしてくれるジャズなんですよね。上の写真でもお分かりのように、当然指の動きもはやいけど、全身を動かしながらひく独特のスタイルとスピードで私のデジカメではピンボケ。。。でも、本当に楽しそうに弾いてるんですよ彼女。

コンサートの後、ひろみさんともお話できたし、N嬢もデモCD を渡すことが出来たし、彼女か気に入ってくれるかはともかく、N嬢大成功の巻。

7.2.10

Avishai Cohen

2月のMoodsは1年中のお客さんが入ったのではないかというぐらい、満員御礼のコンサートが今週は2つ行ってきました。

まずはJoshua Redman、ちょうど私のバンドの練習の日だったのと、バンドのサックスの人たちがRedmanのサックスは聞きに行かなきゃだめでしょう。とみんなでぞろぞろと練習を早めに終わって行きました。

さすがのプレイ。でも、バンドのメンバーが1人ずつ個性ありすぎ、テクニック出しすぎで、ちょっとギクシャクしてるな。と思ったのは私だけではなかったようです。たぶん自分のグループではなくって、今回のギグ用に集めたのではないかと思ったくらい。本当のとこどうだったのかな?最後まで聞く気にはならなかった私です。

つづいて日曜日。王子とパト吉の夕食も5時にはすませて、ニコ嬢と2人でまたまたMoods。実は今年の誕生日にMoodsの年間パスをいただいた幸せな私は好きなだけ今年はコンサートに行けるのです。ルンルン。

私は、どこかで名前は見たことあるけど、聞いたことなかったイスラエルのベーシストAvishai Cohen。イスラエルの音楽すごく好きだし、楽しみにしていきました。それがまた、最・高だったのです。バンドとしての完成度のすごさ、コーエンのボキャブラリーの深さ。おもしろすぎ、すごすぎ。横でニコ嬢は「セクシー・・・セックスイーー・・・・・xx」と号泣。

微妙なワールドミュージックとジャズのまざり具合。コントラバスとパーカッションの掛け合いの時などに見られる絶妙で絶妙なタイミング。ヘブライ語だけではなくラディーノ語と言うスペインのユダヤ語で歌う歌の素敵なこと。「昔、スペインでキリスト教徒もイスラム教徒もユダヤ教徒もみんな仲良く愛し合ってた時の言葉で歌います。」と言う粋な一言。思わず家に帰ってLadinoってなんだろうとWikiしてしまいました。歴史の勉強にもなるジャズです。

ジャズ音楽がこの人の行く方向に行って欲しいな。CD買おっと。

3.2.10

Peking Duck


グルメ道楽かしまし娘で北京ダックの夕べを楽しみました。
贅沢。。。。
実はこのレストラン私の会社の近くで、いつもはランチに行く普通のスイスの中華料理屋さん。
別に、日本人に人気とか、本に載ってるとか、ブログってる人がいるようなところではありません。
でも、おいしくなかったことはない。(断言)
でも、別に人に紹介して、友達連れて行こうとか思ったこともない。
はじまりは私がふと、そういえば1週間前に注文してね的な北京ダックコースメニューがメニューの後ろの方に載ってたな。。と言うのを思い出して、ふと口にしたところ、S姉大乗り気。
さてさて、でてきました。おおおおお。。。。アイススカルプチャー。
地元民が私たちを見ている。「あそこの。中国人のテーブル。うちらのとは違うで。なんやろ。」的な視線。というか、だれもが(わたしも)このレストランで期待していなかった展開。
なんか、思わず恥ずかしくってHappyBirthdayでも歌って、やーあどーも、今日誕生日なんですわ。とごまかしたくなるぐらい、皆さんわたしたちを注目。
アイススカルプチャーの周りにさりげなく置かれた、えび揚げせんべいの上に、薄くスライスされていく鴨の皮がのせられていって。。。そのたびに「じゅっ」と言う音が。
この瞬間まだ食べてもいないのに、やられた。。と言う気持ちが吹き上がってきてるのは、私だけではない。と横にいるS妹とT姉おみると、やはり私と同じ状態に見える。
ただ、このアイススカルプチャー。。。
まじ、さめるやん。鴨の皮。
でも、ここは中華。派手にいってナンボの世界。ここドラゴンインのおばちゃんは、私の会社では中国女性軍長と言うあだ名がついていて、きびきび、しゃきん。としておられるのですが、
今日は私をにやにやと見つつ、「すごいやろ。うちの主人できるねんでこんな事も」と言う視線。
さすがに普段のランチに出てくる鴨とはちがう(実はこのランチの鴨が、私のこの店での定番ランチ)
今日のはいつも以上に、ぱりっ。かりっ。じゅっ。なのに上品。
もう、これだけでも満足なのに。
ここは、ヨーロッパ。中国人やったら捨てている鴨の身を、後3品にしてくれるというこのメニュー。
  • とろーリ、こってり鴨の味がして、しいたけのだしが利いたスープ
  • 鴨としょうがとねぎの鉄板焼き
  • 鴨と野菜のカシューナッツあえ

この後、デザートまで出て。お手頃間満点。

おいしかったっす。

Dragon Inn Albisstrasse 19 8038 Zürich Tel. 044 481 6727