20.5.10

Fooooood at Manhattan

ばたばたとして、スイスからニューヨークに立ったせいもあり、何の準備もせず発った私たち。

王子の一言。今晩はどこ食べに行くの?え。何。決めてない。ママ、何も予定しないで旅行に出たの?と言うもっともなご意見。NYについたのは夕方でまずい機内食は全然口をつけていない王子はかなりお腹が空いているご様子。近くでなんか食べたいと思っていた私たちにNY在住のいとこが、ついてすぐの電話で先週会社の人たちと行っておいしかっという日本居酒屋さんを教えてくれました。

Tokyo Restaurant (342 Lexington Ave.) いう名のたぶん普通だったら足を踏み込まないような、いわいる外国にある日本レストラン風。でも、ここが結構〇。オクラにお肉を巻いてフライにしたもの、カマの塩焼き、お肉のたたき、食べたもん全部おいしかったです。不注意で、ポケットから落としてしまっていた小銭入れも次の日電話で聞いたところ、名前も何にも書いてなかったのに置いてて下さったり、外国にいて日本の親切さ。さすが、駐在員が気に入る日本の食事処です。お世話になりました。

その次の日からは、NY在住のKちゃんが、超忙しいブラジル出張の前に親切にメールで私に教えてきてくれたところを、せめていきました。Kちゃんありがとうね。ブラジルはいかがでしたか。今度NYに行く時はまた遊んでね。)まずは、アメリカで一番古いと言われているピザ屋のLambardi's (32 Spring Street)。10年前に母上の展覧会をSoHoでした時に、どこかでピザを食べたのを思い出しました。ここではなかったけど、すごい大きさに驚いたのを思い出して、三人でSmallを注文。当然それで十分の巨大なピザが。。。でも、ピザだけはスイスから来た私たちにとって、一応イタリアの石釜の薄いやつがいつでも食べれる環境にいるので、ちょっといまいちかな。。。でも、分厚いのが好きな人にはいいかも。王子は、このチーズはモッザレラとちがうから日本のピザみたい。とのご意見。日本のピザはアメリカのピザやもんね。でもおいしい薄い石釜ピザもあるよ。日本には。次の日はデトロイトに住む母上のいとこが、わざわざ生・王子を見たことがまだないという事で私たちに会いに来てくれました。と言うことで一緒にKちゃんお勧めの小籠包を食べにチャイナタウンへ。Joe's Shanghai鹿鳴春(9 Pell Street)と言う店で、大阪の下町にありそうな中華屋と言う感じの店構え。東京の池袋にもあるらしい。カニ入りと普通の2種類の小籠包があってとってもおいしかったです。(ちなみにMOMAの帰り、おながが空いて横にここの支店があったので行ったのですが、結構気取った感じのビジネスランチが出るようなレストランになっていて、味もいまいち。小籠包もありましたが、お勧めしません。) その後、お茶でもと10年前にギャラリーのオーナーに連れて行ってもらった、これまた一番古いジェラートの店を思い出して、そこへ直行。Ferraraという名のパステチェリア。歴史のない国の人々は、一番古いが自慢?(京都の人の言う戦後は応仁の乱。話は変わりますが。)ひさびさに飲んだおいしいエスプレッソをいただきました。おかわり、ペルファボーレ。。。アメリカのコーヒーがおいしくなったというのは、一部のカフェだけで、デトロイトのお姉ちゃん曰くはスタバすらNYでは薄いそう。その次の日は、おいしいステーキが食べたいというパト吉の意見もたまには聞いてあげて、フィガロに載っていたBLTへ。(王子も何でアメリカに来て、うちは日本食と中華とイタリアン?とボヤキが入ってきたし。)予約が取れたのが夢のよう。バーではお待ちの人でごった返しています。場所柄客層はエリート・ビジネスマンが多い感じ。ウエイターさんたちは、いかにも本業は役者かモデルです風のグッドルッキング・ガイばかり。お肉よりそちらに目が。。。私たちのウエイターさんは、シルベスタースターローンのそっくりさんでした。
BLTと言う名前は、ベーコン・レタス・トマト(イギリス生活長かったもので、サンドイッチはBLTが定番だった。ちなみに、ジントニックはG an'T)ではなくって、フランス人オーナーシェフのLaurent Tourondelのビストロと言う意味らしい。
ここで、まず感動がはじめて出てくるパン。Popoverと言うもので上の写真の物体。ヨークシャプディングのような(イギリス生活長かったもんで)シュークリームの皮を分厚くしたようなパンで、ふあふあ、あつあつ。アメリカのマダムご用達レストランでは結構流行らしく、この後いとこといったお店ではこれにイチゴバターをつけてでてきました。
お肉はすごいボリュームでとってもおいしかったのですが、
アメリカ人は焦げ目がお好みらしく、どのお店で食べてもお肉の周りはレアーでも真っ黒。
苦味とグリルの味がアメリカ人には同じなのかな? フランス人シェフらしく付け合せのグリルしたアスパラやオニオンフライ(これも山のように積んであって、バウムクーヘンみたいでかわいい)はみんなStaub社の鉄の小さなフライパンに乗って出てきました。かわいい。。。私たちは、アッパーイーストの店に行ったのですが、支店がたくさんあるようです。
メトロポリタン博物館の帰りに、kちゃんから聞いていた創作寿司を食べに行こうと向かったところ、残念ながら定休日。でも、そこに偶然いらっしゃった日本人の店員さんがおいしいハンバーガー屋を教えてくれました。Shake Shackと言うお店で、私たちが行ったのはアッパーウエストの自然史博物館の目の前。ナチュラル派のハンバーガー屋でとってもジューシーでおいしいバーガーでした。バンももちもちでおいしかったです。王子も、もうマックへはいけない。。。と目に涙。NYにいかれたら是非行ってください。
マンハッタン最後の夜は、10年ぶりのソーホーにあるThe Mercer Kitchen 。アップルショップでWiFiした後に、偶然隣がこの店。ここ昔来たね。。。とパト吉と盛り上がり、入ったのはいいけど、当然満席。こういうとき王子がお役立ち。お腹空いてるの。よしよし。この席すぐつくって上げるね。とすぐ座れることに。パト吉はここではこのたび3匹目のメインロブスター。わたしは、ゆず胡椒を利かせたステーキ。王子はお決まりハンバーガー。すべてとってもおいしかったです。

ところで、Kちゃんに教えてもらった創作寿司はSushi of Gari 。NYってお魚がとりあえずおいしいから、下手すると日本で食べるよりおいしいですよね。私たちはミッドタウンのお店にいきました。とってもおいしかったです。