24.10.09

Alba to Mondovi

Neiveの教会


今回の旅は田舎でゆっくりするのが目的だったので(リグリアでのつらかった日々は忘れることにしました。)近場を見学することに。

バロロやバルバレスコはいつも行ってるので、今回は少々志向をかえてAlessandroお勧めのマイナーな町へ。

スローフードの村Braに行った帰りに隣町Cherascoへ。ここの名産はカタツムリ。食べたかったのは私だけで王子とパト吉には却下される。王子が言うには、一度根性試しに学校の帰りに友達の前でカタツムリ(ナメクジ???)を食べたけど、あれはどろっとして、気持ち悪かった。との爆弾発言が。親的には友達かえて欲しい。。。

それからクッキー好きのAlessandorに教えてもらったBaci di Cherascoを買おうと張り切っていたのにイタリアのシエスタの習慣を忘れていた私たち。4時まで待つのはちょっと長かったのであきらめました。どなたか行かれる予定の方、是非お試しあれ。



その次の日はアルバをゆっくり探索することに決定。
まずはCasa Ressiaの朝ご飯に出てくる生サラミを求めて町へ。LuisetAgrisalumeriaは、アルバのマーケットの横にあって、昔ながらの手法でサラミを作っているお店。生サラミからバロロワインやトリュフ入りもあります。特にここのラルドもおいしいのです。とっても親切な素敵な奥さんがサラミを真空パックにしてくださるのでお持ち帰りにも最適です。

行ったことのなかったアルバの大聖堂の中へ。仏教徒の母を置いて、カソリックの王子は教会ではなれたもの。お祈りをしてキャンドルに火をともしています。本当にアルバってお金持ちの街なんだなって教会の中を見て実感。トリュフ長者とかいるのかな。今、街の地下にあるローマ時代の遺跡を発掘中と歴史に強い若者Alessandro君が言ってました。



木曜日で小規模な市が立つ日だったので、さっそく生のポルチーニ茸を買おうといったのですが、今年は暖かく乾いていたそうであまり採れないとのこと。


その代りにこの王子の嬉しそうな顔。最近野球に燃えている王子は、ばっちもんのヤンキースのキャップをゲット。秋冬用やそうです。



このモップの並べ方ちょっと好きかも。


Mondoviの丘からの眺め―アルプスの向こうまでみえます


Cherascoのお城

Mondoviの広場―フレスコ画がとてもきれいです。

ところで、今回の旅には関係ないのですが10月のはじめにアルバではパレオが行われます。でも馬ではなく、ロバで。これは、昔Astiの街と対抗していたアルバは戦いに敗れます。そのとき、悔しいのでAstiで伝統的に行われるパレオをパロディって、ロバでパレオを行ったそうです。一度是非観て見たいものです。

Casa Ressia

ワイン畑の中にある小さな農園。そこがCasa Ressia。今回が3回目のステイになりました。
以前T姉たちとみんなでFiera Nazionale del Tartufo bianco d'Albaに行った時、T姉の取りたかったAgriturisumo が一杯でここを紹介してもらったのがはじめだったよね。
ここに来るとなんか親戚のうちに泊まり来たみたいな錯覚に陥ってしまいます。

我が家のお気に入りはワイン畑の中を下のタナロ川まで散歩すること。
柿、梨、ざくろと木にはたわわに果物がなっています。梨の木に登って、家の子サル王子も大活躍です。
ここのアグリツーリズモは、ワインの兼業農家でお父さんのBeppeさんの仕事はアルバの町の電気の配線などをする仕事。息子のAlessandro君はホテルの仕事。お母様が何年か前に亡くなられて以来このホテルをきりもりしています。
B&Bなので夕食は食べれませんが、ここピエモンテのランゲ地方はグルメのメッカ、おいしいレストランはどこの角にもあります。夜帰るとお父さんのBeppeさんの出番。グラッパでいつも迎えてくれます。彼はイタリア語しか話せないので、私の最適のイタリア語の練習相手です。
朝食はこんな感じ。アルバ産のジャムやジャンデューア・チョコペースト(パト吉、買い込みまくり)に、昔ながらの製法で作られた生サラミにラルド。
それからAlessandroの趣味はケーキとクッキーを焼くこと。以前から「ぼく、お菓子作るの好きなんです。」と作っていたけれど、今回はパワーアップしていました。このりんごのケーキなんか王子は2切れも食べてました。イタリア風のクッキーのような質感のケーキで本当においしい。イタリア人は朝ご飯にクッキーや甘いペースとリーにケーキが定番と言うけれど、これは納得。
さくさくのクッキーたちBaci di Alssandoro
また行くね。

20.10.09

Adventur in Liguria

All'amico fedele dell'umo ― 人間の忠実な友達
このワンちゃんがすべてのはじまりでした。最初は、ここにリチャード・ギアが来て映画Hachiの宣伝のために立てた銅像か知らん。とか冗談を言っていた私たちでした。
Stella Marisと言う名のホテルをインターネットで見た時、いやん。ロマンチックやん。たまには、こんなんも、いいんちゃうん。と思った私があほやったんです。
船でホテルに着けると書いてあったんです。でも、その最終の船が昼の3時とは普通の人は思わないと思うのです。
トリノのEatalyがあまりにもおもしろかったので、長居してしまったのは私です。魚のせりとかやってたり。小さいマグロ1ぴきが5ユーロですよ。お昼とかも食べて楽しいところでした。
でもね、そういうことってホテルの人ももっとちゃんと教えてくれればいいでしょ?
結局CamogliのPunta Chiappaと言うとてつもなくワイルドなところにあるホテルの人が電話で、
「San Roccoと言う村に車を置いて30-40分歩けば着きますよ。とても景色のいい散歩コースですよ。」
なんて軽く言うもんだから、私たちも、じゃあ。そうしようか。3日分の荷物だけ各自リュックに詰めて歩こうよ。なんて。。。
まず、San Roccoに着きましたところ、そこでは秋の栗祭りが開催中。違法駐車の嵐。。。運よく停めるところが見つかったので、早速出発。
私たちの車は、ハチ公の銅像の前に停めていざ出発。
山の頂上から海の方向へ向かうこと30分。階段を下りるばかりで、膝ががくがく。ふくらはぎパンパン。しかも、今日は最高に天気の良い日で秋なのに30度を超える真夏日並み。
やっと海の下に着きました。
と、思ったら。やっとホテルの看板が。結構ここまで本当にこの道でいいのかしらと心配しつつ着てたのです。「ここから7分」と書いてある。しかしそれは、恐怖の階段。日本の寺でもこんなんないで。
でも、まあね。頑張った甲斐はあったかな。とにかく、最高のロケーション。下の写真がPunta Chiappaから見たホテルです。
しかしオフシーズン。1日目の夜は3組の客が泊まっていたけど、2日目はわたしたちだけ。スタッフは10人ぐらい。元とれんやろ。ここ。
とにかく、僻地だから他のところに夕食にもいけず、ホテルで2日とも食事を取りました。なかなかいけるけど、とにかく高い。1日目の夜は、天気もよかったので、このテラスでのアラフレスコの食事。
私には、寒すぎ。。。昼間暑かったから分厚いセーターはすべて車。ジャケットもなし。3人とも洋服の下にパジャマを着こんでの食事。ロマンチックなんややけどね。寒いっちゅうねん。


部屋は、すべてコテージ風。なかなかかわいい部屋。しかし。。。浴室が最悪。ステンドグラス風の窓は5枚くらいガラスが抜けて、イモリがボンジョルノ状態。シャワーも古い。引っ掛けるところは当然こわれていて、手で持ちながらのシャンプー。しかも、この日スゴーイ強風で木も波もなびく、揺れるのオンパレード。まじ怖かったです。飛ばされるんちゃうかと思いました。
でもね、ホテルのスタッフも大変やと思うわ。親切やったし。御飯おいしかったし。
窓から見える地中海一人じめやし。
でも、たぶんもう一回行こうとは思わないです。それから、普通のタウン派の人にはお勧めしません。イタリアで冒険してみたいあなた。勝手にどうぞ。
ところで、車を停めたSan Roccoの村は小さいけれどきれいな家が建ち並ぶところ。カフェ兼何でも屋さんみたいな店には、普通の市販のパスタやジャムではなく、デリカテッセンみたいな感じで、ちょっと高級別荘地のよう。
ここにあるLa Cucina di Nonna Ninaで帰りにお昼を食べました。とても小さなレストランで、下は八百屋さん。
ここでリグリア料理を堪能しました。
まずは、手打ちのTrofie al Pesto。パスタにとっても腰があっておいしい。ペストもたぶんパルメザンのかわりに、ペッコリーのを入れているような味。
メインに、私は蛸の煮物、パト吉はめかじきのグリル。
デザートにでてきた、手作りのジェラートは松のみ入りと栗入りで秋を感じる最高のメニューでした。
すべて地元の有機素材を使って調理されるこのレストラン。超お勧め。

やっとホテルから開放された私たちは、昨日の強風はなんだったの。みたいなお天気に誘惑され、Camogliの浜辺で泳ぐことに決定。私は砂浜の石集めに専念。
ここでおいしいフォッカッチャ屋さん発見。Revello。薄い生地の中にチーズが入っているのから、定番のものまで。ただね。食べている包み紙を見ると、なんと日本にも出店しているのを発見。
日本人すごいね。こんな地の果てみたいなところの店、どうやってみつけるんやろね。
何はともあれ、ハチ公のおかげで車も3日後鍵をかけ忘れていたにもかかわらず、ナビもビデオも車も盗まれずでよかったです。パト吉。。抜けすぎ。
ホテルはともあれ、Camogliはとても素敵な小さい街で今度来るときは街の中のホテルにしようと誓った我が家の面々でした。

海はいいよね。王子。



















19.10.09

Cucina piemontése


ピエモンテは本当においしいものがたくさんあります。特に秋。

スイスの秋休みの時期という事もあって、ちょっとした高級レストランはスイスジャーマンしか聞こえてこないことは少ーしつまんない感もありますが、ご愛嬌と言うことで今回の旅のレストランレポートです。

まずは、トリノ。ピエモンテ州の首都というだけの事あって、甘いものばかりじゃなくてレストランの数もかなりあります。まずは、某サイトで見つけた行列の出るピザを食べに行こうと思ったところ、ホテルのレセプションの女性に、そんなトリノの端っこのわからないところへ行かずに、街の真ん中にいるんだから近所のメチャクチャおいしいところを教えてやるといわれ、チューリッヒから着いて夜も9時になっていたのでそちらのピザリアへ。NEVEREVERAGAIN。イタリアの若い女の子においしいもんの子と聞いてはだめです。王子まで、「こんなピザやったら、スイスのスーパーで買うピザのほうがおいしいで。」との爆弾発言。入り口には、すごい大きく光り輝くピザ釜があったのです。

でも、たぶん生地は工場直行のスイスの工場で作られるBarillaのものかも。。。ほんまにおいしなかった。。。車を走らせてもうまいもん食いにいこ。と言う父伝来の家訓を忘れてしまった私がわるい。


2日目の夜は気を取り直して、これまたホテルの横にあったRistorante C'era una voltaへ。(家訓はどうなる。。)ここのメニューは季節(ポルチーニぜめ)とご当地ものの2つ。仲良くパト吉と1つずつ注文することに決定。某トリノ在住の方がお勧めのレストランですが結構おいしい。とくにこの生のポルチーニだけにバーニャガウダがかけてある一品はめちゃうま。アンチョビがまだこりっとはいっている食感もGood. このあとポルチーニだけのフライ、リゾット、カラパッチョとなかなかポルチーニ好きにはたまらん感じ。ご当地ものもおいしかったです。

次に訪れたのはBraにあるSlow Food本部のキャンティーンでもあるオステリアBoccondivino。すごい殺風景なとこですが、オステリアだしね、社食やしね。でも、ここがあのスローフードの本部かとちょっと感動。Braは小さい町だけれど、人が住んでる、働いている、動いてるって感じのところでした。

メニューはピエモンテ料理の発表会みたい。ここの姉妹店Osteria dell'arcoがAlbaにあってそこには、ディナーに行きました。どちらのレストランもスローフードがやっている系列店だけあって、定番メニューはほとんど同じ。違うのはBraの店には近くにある街のCherascoの名産品カタツムリなどのメニュ―Lumache di Cherascoなどと、値段。同じものでも5ユーロは安い。

さすがこの10月のアルバのレストランはFiera del tartufoの影響もありぼってるくらい高いし。
アニョレッティのセージバターあえ(アルバ店)。王子とパト吉の大好物。私は基本的にラビオリ系が好きじゃないのでめったに注文しないのですが、これは皮もうすくておいしかったです。

同じくアルバ店の子牛のもも肉のポルチーニ添え。美味。

ピエモンテ名物Tajarin(タヤリンとかタジャリンとか言う人がいる。地方の方言によるのかな?)。我が家のみんなはこの細いこしのない麺が大好き。ここでは、ひき肉の代わりにバロロワインの入ったサルシッチャを使用。美味X2。

これまたピエモンテ名物ビテロトナト。ツナソースがかなり濃厚でした。(ブラ店)

さらに、名物のブネとパンナコッタ。ここのパンナコッタはかなりまったりとしていて、すごい濃い。プリン系好きの王子には満点札を高く上げていました。

その次の日は、泊まったCasa Ressiaのお父さんBeppeの友達が経営しているアルバの街外れにあるDaniel'sへ。少々殺風景なシェルのガソリンスタンドの横にある大きな幹線道路沿いの1軒屋なのですが、外から見た感じは結構素敵な隠れ家風。予約も入れていたので中に入ると、客は私たち3人。平日だしまだ8時半だし。でもその夜は結局後1組の客が来て終わり。ロータリーやライオンズが使ってるらしいので、客の来るときは来るんでしょうね。
今月号のフィガロの「やっぱりおいしいイタリア」にのっていたこの店。昔のからの古いピエモンテ料理を出すと記事にありましたが少々いい意味から外れてしまっているのかもしれません。このページの上角にある写真はバロロワインで煮た牛肉のブラサートですが、このページの上の方に載っている写真のソースは煮込みすぎて焼肉ソースのよう。お肉もいつ煮たのか知らん。結構おいしかったのですが今日の客は私たちだけだし。。。と少々?ものでした。
アルバ最後の夜。このために私たちお昼も抜いちゃってます。いつものEnoclubにやってきました。
ここの売りは地下の倉庫のようなところにあるレストランなのですが、今年は上の広場に面したところがEnotecaとなっておしゃれにパワーアップ。上のメニューはとてもお手軽間もあって今度は是非ランチも試してみたい感じです。Piazza Savonaも歩行者天国となりきれいになっていてアルバの街お金あるなあ。。。
まずは、ここまできたかのCarne crudo(牛肉のタルタル)の黒トリュフがけ。オリーブオイルとも絶妙で、先日Osteria dell'arcoで食べた味のない分とは別物。ピエモンテでこれ食べて以来、実は私は超生肉ファン。フランス風のコニャックや玉ねぎの入ったのはちょっとパスですが。。。
そして待ってました。Tajarin al tartufo bianco d'alba!!!!
日本の母には去年ここで、「私、松茸のほうがいいわ。」と4時間チューリッヒからここまで来ていわれましたが、我が家の3人は違います。
王子なんか、秋休みはギリシャの海行くより、アルバのトリュフ犬のディアナと散歩してトリュフさがすねん。といった今回の旅行の張本人。
さすがは、陸のダイアモンド。おいしいかったっす。。。合掌。
ここのエノクラブのいいところは、その辺のレストランみたいに、ストップと言ったら削るのやめてはかりに残りのトリュフ置いて値段決めるようなしょぼいことをしないことです。当然値段は高めですが、その価値大。
このあとまたまた私がこのレストランが一番と思わせる一品子牛のほほ肉のブラサート。
とろける食感。絶妙の香辛料。付け合せのほうれん草までバッチシのかたさ加減。
毎年来たいと思わせるレストランの一つです。

それから、最後にこれまたCasa Ressiaの若主人Alessandro君がピエモンテのアルバを含めたランゲ地方でで一番おいしいと思う店、Treisoにある以前も一度T姉といったTrattoria Risorgimento。
名前からして、SVP系の店。ランチにいったのですが、座ってるお客さんも観光客ゼロ。作業着のお兄さん方もたくさんいらっしゃる感じ。メニューも当然なく、おばちゃんが口で言ってくれるのに集中して聞くのみ。1年頑張って習ったイタリア語を使うチャンス。いまだに話せませんが、イタリア料理に関してのボキャブラリーだけは誰にも負けませんぜ。
はっきりいって、ここの料理は家庭料理でめちゃ簡単なもんばかり。でもね、これが本当のイタリア人の好きなマンマの味なんでしょうね。おいしかったです。ちなみにこの1週間の旅行で食べたなかで一番安かったです。







18.10.09

Cafe in Torino

恒例秋のイタリアグルメの旅です。まずは近くなのに行ったことのなかった街トリノへ。
まずは食べる前に文化からということで、Museo Egizioへ。日本で今トリノ月間とやらなんちゃらで
トリノ・エジプト展が行われているということで、博物館は空かもと思うや否や、彫像のコレクションに圧倒。余談ですが、王子の足の横にメタルの枠だけの部分が日本に言っている彫像の枠です。
ミイラやなんやら大英博物館なんのそのです。王子も最近エジプトについての本をゴットマザーの山ちゃんからもらったばかりでエジプトがマイブームだったので、棺おけになった気で張り切り状態。周りの観光客を軽く喜ばしながらのこのショット。
この後一応行く街にある東洋美術館はすべてしっておこうと言う仕事熱心な私は王子とパト吉を買い物に送り、一人Museo d'Arte Orientaleへ。いわいる田舎の東洋美術館と思ってたけど、なかなかのコレクション。東洋美術を1度に知りたい初心者向きという感じ。1階ごとに各文化をわけてあってしかも説明もわかりやすく英語とイタリア語で書かれている。満点をあげたい。

さてさてここトリノはチョコレート文化も忘れてはいけない街。ということで、王子とパト吉にPiazza Castelloにある由緒正しきBaratti&Milanoで待ち合わせることに。私的には古ければいいのって言うのが少々本音。日本人のバリスタの方がとっても親切に小さなケーキを選ぶのをてつだってくださったりしたけど、そこまでおいしいとはいえないような。。。でもトリノの名物コーヒーのビチェリンはとってもおいしかったです。溶かしたチョコの上にコーヒーとその上にクリーム。この後、チョコ好きのうちのスイス人がビチェリンクリームを買ったのは当然の結果。

この後、Museo Egizioの前にあるGuido Gobinoでローストヘーゼルナッツ入りのダークチョコや、塩入のジャンデューアなどを買い込み満足してホテルにもどった我が家の面々でした。

6.10.09

Artist in Residence - Chapter two

ばたばたしていて、写真だけをアップしていましたが、私のバイオリンの先生Tobiasのコンサートが始まりました。Moodsでソロしては初めてということで、彼の両親、おばあちゃん、おじさんまで参加。わたしも、彼らと一緒にコンサートの後はつい涙してしまいました。
生まれた時から嚢胞性線維症の患者として戦ってきた彼。やはりすごいパワーを持った人だと思います。家族も死と言うことをきっちり話し合って生きてきたそうです。だからこそ、お互いの絆がすごい。4月には待望のCD発売も決まって、これからが楽しみです。
今日のバンドはChapter twoと言う自分のバンド。Stefan Rusconiのピアノとの掛け合いは、中のいい友人だからこそ出来る演奏で脱帽です。開場は満員。無名のバンドがMoodsでこれだけの人を入れるのはありえないことです。
次はKaleidoscopeという彼が去年つくったユニットでバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの弦楽器だけのバンド。今回はサックスとトロンボーンが加わりExtendedバージョン。10月21日の20時30分からです。是非是非お越しください。特に、クラッシックファンの方にもいけるジャズです。

秋休みをとっている私なのですが、なぜか毎日会社。。。今、仕事がすごく楽しい私は少し問題かも。明日からは家族でイタリア旅行なので、会社にも出勤不可能。美味しい物いっぱい食べてこよう。グルメレポート乞うご期待。

Rietberg Museum

チューリッヒ大学のトムセン教授の企画で、国立歴史民俗博物館の久留島浩教授の
行列から見る日本近世社会と言う講義を受けました。大名行列とかのイメージ的には、「顔を上げるな無礼者。。。」なんていう大河ドラマのシーンで貧しい民衆が、エラそうにしている武士に切りつけられるシーンとか。大奥的なチャンバラ劇で2つの大名行列がすれ違う時に、どちらが先に通ってもいいのかでけんかになるシーンとかそういうイメージしかわかない私でしたが、
〈馳走〉と言う言葉、手桶や箒がどういう役割をしてるとか、本当は横で神妙に待ってるはずの民衆が本当はばくちしてたり、そばを食べていたりと、楽しそうなこと。
楽しい講義をありがとうございました。
その後、東洋美術史の建物の横にあるリトバーク博物館で今公開中のガンダーラ展を観に行きました。日本人が一番好きなインド文化ガンダーラ。仏像の顔が向いている角度などが、やはりギリシャですよね。

1.10.09

Geneve

ひさびさのジュネーブのお仕事です。とても若いお客様で13歳の頃から、お父様について中国陶器のことを学んだそうです。本業の証券マンの仕事は趣味の為だそうです。
ジュネーブはでも遠いですよね。チューリッヒからベルンでもいつも遠い気がしていましたが、距離的には大阪・東京間ですもんね。日帰りの仕事にはきついっす。
でも、車窓からみえるレマン湖の秋。葡萄を収穫する姿も見えました。サボイの山々も見えて本当にきれい。世界中のお金持ちが喧騒を離れてここにやってくる気持ちがよくわかります。
早く家かえっておいしいワインが飲みたくなってきました。来週からはやっと秋休み。やっと一息つけそうです。