26.6.09

Sommerpause

ZHdKの中にあるMehrspurは毎週水曜日JazzBaraggeと言う名のもと、ジャムセッションが出来る場となるわけですが、夏休みに入るので、恒例のサマーパーティです。
去年もT姉と行った訳ですが、今年は新聞にも載ったり、ゲストが有名人だったりしたせいか、すごい人。去年は許可なしで外で演奏して、やさしい警察のお兄さんたちに8時にはやめてね。。。と注意されてしまいましたが、今年はどうもちゃんと許可を取った様子。
さっきまで、プロセッコやソーセージ売ってた、ニコル嬢までソプラノもって参加。1時間休みなしに、ミュージシャンたちも乗りのり状態。でもそこがスイス人のすごいとこで、のりのりでも、きっちりコンサートプログラム通りの8時半に始まり、9時半に終わり。まあ警察の許可のこともあったんだろうけでね。
で、その後中で続いて演奏したのが、なぜかポップ系のスイス人マーク・スウェイ。ここはジャズクラブちゃうん。と言いたいところですが、いつもの常連だけではなく、出来るだけ多くの人にJazzBaraggeを知ってもらうためなんだそうです。結局どこの世も人集めですね。
前の方で踊りだす人を横目に、私とT姉は寒-くなりながら、後ろに空いた席をゲット。2人でちびちび、ラテンのリズムに乗り遅れ飲んでおりました。(あっ。今、わたしたちにひとこと、「年やからね。」と言う優しい言葉をかけてくれるバイオリニストの友達が前を通り過ぎました。)
その後に来るはずの、ジャズのジャムセッション、チューリッヒ中のジャズマンたちが、楽器もって集まってたけど、結局このマーク・スウェイくん、すごい盛り上がりで2セットも演奏して結局終わったのは夜中。みんなジャムセッションの開場設定の様子を横目に、帰っていきました。とさ。

20.6.09

Childrens birthday party... Nowadays, like this.

王子の幼稚園からの仲良しの、『恒例』お誕生日パーティ。
なぜ恒例が二重かぎカッコかというと、毎回すごいんです。このパーティ。
家族で参加してくださいと、毎年招待状が届くのですが、1年目は大人にはホテル・ゴッタルトのケータリングで、えんび服のウエーターさん付き、子供たちにはアメリカの映画みたいに、手品をしてくれるピエロが登場。2.3.4年目はサッカー場貸切で、食事はチューリッヒのガンマケイタリングが来て、ラウンジの設営からすべて担当。の豪華さ。
今年はスイスも卓球ブームなので、体育館に6台卓球台を置いてのパーティ。
毎年ここのケイタリング会社で感動するのは、ドリンク1つをとってもおしゃれでヘルシーで、しかもおいしい。今日のは、バニラ入りのレモネードとグリーンアップルジュース。レモネードの中にバニラシードはちょっと驚き(ウエイターさん曰く、「グリルの灰が入ってるのでありませんよ。。。」)
一番おいしかったのは、レンズマメのサラダ。インド人の友達は早速、レシピを聞いてました。(で、私にも即ブラックベリーしてくれました。さすが、インド人は優秀。)。クミンとコリアンダーがきいていてとてもオリエンタルなお味。
それから、毎回感動は子供のおやつ。去年はグリルの後に、焼くためのマシュマロが、添加物を入れないためにと手作り。パッションフルーツ味のマシュマロ食べたことないでしょ。
で、今年は綿菓子。子供たちも自分でさせてもらえたりして、大満足。
王子は、「日本に100円入れたら綿菓子作れる機械、天王寺動物園にあるんだよ。」とせこいことを自慢していました。でもほんまのとこ、この王子のご学友様、成人する時はご両親に何を頂くのでしょうかね。

BBQ season everywhere

暑い日でした。

BBQシーズン本番ですね。
きりっと冷えたロゼのクレモンでお迎えのT姉っちのBBQ。朝からすごい楽しみで、実はオークション中で心身ともにくたくたで、食欲で持っているような状態の私もお昼は軽くサラダでがまん。(やらしいな、あんた。。。というT姉の声が耳にこだまするようや。)

フランスから直輸入のおいしいソーセージもおいしかったけど、ゲラン塩をさらっとかけて焼いたマグロとアボガドのグリルは特においしかっす。お魚っておいしい塩だけで焼くのが一番やね。アボガドもグリルにのせるなんて、やるね。さすが。いいセンスや。
デザートのスイカのグラニタも、スイカ好きの私にはたまらない一品。
しかし。。。まじ消防車来ると思いましたよ。T姉のご主人様、今シーズンお初のBBQとあって、いま一つ調子が出なかったのか最初はすごい煙でした。本人談によると、友達にもらった炭の中に綿のような木屑の火をつける為のものが混じっていて、それが煙ったらしいでっす。
で、日本の慣習に詳しい方々は、「かしこなるように。」と煙を頭にかけておられました。
神社とちゃうでここは。。。
ごちそうさまでした。

14.6.09

Der Weg der Schweiz

ひさびさに天気のよい、しかも何の用事もない日曜日。もうすぐ期限が切れるスイス鉄道の1日乗車券も残ってるし、15年も住んで初めてのスイス鉄道日帰りのたびに家族で出かけました。
王子も私と一緒で電車嫌いなので近場で船にも乗っちゃおう。ということでVierwaldstaetteseeと言われるルッセルン湖に出かけました。(というか、当然親が車ばっかりでどこでも行くから、子供もずぼらになって当たり前?実は家の父も車オンリーの人で、いまだに電車の乗車券買い方しらんやろな。)
まずはルッセルンの中央駅を出てすぐの、カペル橋の見える波止場から蒸気船に乗って出発。
実は、この船は私たちが結婚式の後に、クスナハト・アム・リギという村の教会からここルッセルンまで乗った想い出の船。久しぶりだね。
この蒸気船は20世紀前半に作られたもので、なかなか風情もあり素敵。 風に吹かれて気分は新婚。その横で、王子は横でIpodを耳に入れて大人ぶっている。
船のレストランでブランチを食べつつ、2時間経過。ウイリアムテルゆかりのTellsplatteから、ウイリアム・テルを書いたシラーの石と名付けられた石の横を通過して。スイス発祥の地Ruetliに到着。
とても趣のある船着場から少し上がったところにあるのが、Gasthaus Ruetli. ここ、普通の観光客レストランではありません。(最近観光客の行くとこばかりですが。)サービスは最高だし、いわいるスイスの普通の料理なんだけど、とてもおいしい。地元でとれるものをふんだんに使っているようで、
それこそ横でおじさんが山で取ってきたさくらんぼをサラダに付けてくれたり、いい感じ。お勧めです。
この後300mぐらい丘を登っていくと、1291年8月1日、ウリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの原始3州が、自由と自治を守るため、盟約者同盟 (Eidgenossenschaft) を結成したと言われる場所。スイスの建国の地に着くわけなんですが、実はここには芝生の広場とスイスの旗1本しかないのです。
でも、建国記念日には、ここでの式典に参加する大統領に、右翼が結構激しく攻撃すると言う1癖も2癖もある場所なのです。でも、今日は天気もいいし、人もまばらで、景色の美しさのみが目に入るのみ。
食事の後、また船に乗って次の目的地Bauenに到着。ここで、今日パト吉が本当は行きたかった《Der Weg der Schweiz - スイスの小道》を無視しつつ、私と王子は下に着てきた水着をちらちら見せつつ、湖畔の方に勝手に移動。チューリッヒの湖畔のビーチとはぜんぜんちがって、小さいのにすごくきれいで、更衣室からシャワーまで無料で完備。そこで、ご自由にお使いくださいと書いてある使わなくなったウインドサーフィンのボードを王子はゲットして、早々パドリングを始めたので、パト吉もあきらめ水着で参加。水は確実に、チューリッヒ湖より冷たい。氷河の水が溶けて流れてくるのだから当たり前なんやろうけど、氷のよう。18度ぐらいらしい。「スイスにしたらこんなん当たり前やン」と勝手な時だけスイス人に変身する王子に脱帽。
それは美しい景色で、その水の上で寝転んでいる王子を見て、幸せそうに天国にいるみたいな顔してるな。と思った私のIpodから流れてきたのが、《Cheek to cheek》。
"Heaven, I'm in heaven, and my heart beats so that I can hardly speak..."
映画みたいやん。
で、2時間後お昼寝も済んだし、めちゃ冷たい水で体も冷え切ったので、パト吉の目指すDer Weg der Schweizへ。というのも、いろんなコースのうちの一部がここにあるらしくて、40分歩くよ。と軽くいうパト吉にいやいやついていく私たち。王子本当に母に似てずぼら。
そう、断崖の中をくりぬいたトンネルの横の道を湖沿いに歩くコースなのです。この写真の下のほうに見える穴が、そのトンネルの窓。なかなかお化け屋敷のようでおもしろい。王子は、やけに重たいリュックを持ってるなと思ってたら、でてくるでてくる。東京ディズニーランドでかった、ミッキーさん形のエレクトリカルパレード用の懐中電灯に、双眼鏡。ドラえもんかあんたは。
でも、トンネルの中のカラオケ大会は最高におもしろかったです。
車で移動しない、とてもエコな、楽しい日曜日でした。

Der Ring des Nibelungen für Kinder

今日は王子とキンダー・オペラを観ました。オペラ座で、子供用につくられたワグナーの《ニーベルングの指環》。合計11時間、4日かかると言われているこのオペラをどうやって1時間で見せてくれるんだろうと楽しみにして行きました。実際、4日かけて見たいかっちゅう問題もあるしね。(以前チューリッヒのオペラ座で見た友人の話によると、2日目ぐらいに何で観なあかんねんという気になったらしい。)
以前王子と子供版《魔笛》を観た時、ヨーロッパってこういうのがあるから、子供も気軽にオペラになじんでいけるんだよな。。。なんて思ってたけど、このキンダー・リングはなんともふざけた《こどものためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険~指環(ゆびわ)をとりもどせ!」≫なんて名前で2004年に新国立劇場で上演されたものが、ウィーンで取り上げられ、それがチューリッヒにも取り上げられたという日本人として、めっちゃ自慢できる代物。三澤洋史という大先生が作曲されて、ひびのこづえが衣装を担当したらしい。
最初は、こんなことを知らずに観ていたのだけれど、衣装がなんとも日本の漫画チックだなあと思っていたところでした。
正直すごいおもしろかったです。ホルンの音が時々外れたのと、歌手もちょっと二流選手で、子供用だとオペラ座も手を抜いてるのか知らん。という気はしたけど。
王子と帰りの電車は、タッタラ。タンタ。タッタラ。タンタ。タッタラ。タンタ。タッタラ。タアアア・・・とワールキューレのテーマを歌いながら帰ったのは言うまでもありません。

11.6.09

Barfussbar

初夏のオークションの展示会も無事終わったので、仕事の後、会社の同僚たちとコンサートをかねて夕食に出かけました。コンサートがあるBarfussbarは8時開場なので、隣の小さな島の上にあるレストランBauschänzliに久しぶりに出かけました。お天気もよかったし、結構気持ちよくみんなでビールを飲みながら注文したものが上のウインナーシュニッゼル。本場顔負けのお皿のように大きいお肉。味は、まあ観光客レストランだしこんなもんでしょう。でも、まじ大きすぎ。。。

食べたあとは隣のBarfussbarへぞろぞろと移動。ここは19世紀のなかばに女性専用の水泳場として、チューリッヒ湖のリマト川上に作られたそうで、中には入ったことなかったけどすごく素敵。
今日のお目当てバンドはMinou。最近このバンドのマネージャー状態の私は、なぜか最後にはCD売って彼女たちのサイン会まで手伝う羽目に。
雨が降るかもしれないと言うことで、テントを張ってのコンサートでしたが、お天気にも恵まれ、寒くもなく(夏に夜寒いしね。。なんて考えるのはスイスならではの悩み?)、会社の子達もすごい気に入ってみんなCDも買ってくれたし、Minouのえせマネージャーさんとしては、大満足の夜でした。

2.6.09

Rainbow for the baby

Sちゃん無事出産おめでとうございます。
T君かわいいね。王子の生まれた時のことを、今日また病院から帰った後思い出してしまいました。

T君のお祝いのように、今日お天気は一日中良かったのにもかかわらず、端から端まで見える半円の虹がチューリッヒ湖にかかりました。
私と王子は今でも一緒に、2人で勝手に歌詞をかえてつくった《虹の彼方に-Over the rainbow》を寝る前に歌います。この歌は、赤ちゃんの時に、パト吉が買ってきてくれたぬいぐるみのオルゴールの音色だったのです。英語の歌詞は大人びていて赤ちゃんの為の歌ではないけれど、2人でつくった歌詞は、王子は堂々と本当の歌詞と思ってるし。
何歳になっても、手放そうとしなかったオルゴールはもう糸が切れちゃって音がでないけど、窓から虹が見えるたびに虹のふもとに行きたがって大きな声でバルコニーに出て歌っているかわいい王子を抱きしめつつ、Sちゃんおめでとう。
Sちゃんいいママの顔もうしてたよ。