20.9.11

Flussaufwaehrts


急に寒くなりました。山ではもう雪が降ったそうですね。

たぶん、ことしの最後の夏だったの夜に山ちゃんとアアガウという街のアアレという川で
とってもロマンチックで素敵なリサイタルに行きました。
本当は7月に開催予定だったんだけど、雨で延期して8月となり、その日も雨で9月になり、もう無理じゃないのと思っていたら開催者からのメールが届き、今夜やります。とのこと。フリースの毛布を鞄に入れて、UGGのブーツを一応車に積み込んで、実は今日の出演者でソロずいているTobias Preisig君も乗せて、山ちゃんと3人で車でチューリッヒから1時間ほどのアアガウに、ほんまにやるんかいな。という気持ちを抑えきれずに行きました。



4艘の川船にワインやアペリティフを積んで。30人ほどの人だけの為のソロリサイタル。だんだん、暗くなって来て、川を上流に上って行くとそこは自然のまま手つかずになっている保護地区。鷺や川鳥達と私たちだけ。
街の音も何もなく、流れがなくなったところですべての船が近くに集まり、トビアスが演奏を始めました。
辺りは真っ暗で船の上の丸い明かりと月だけが照らしている。でも今日は中秋の満月。
気分は中世。まるでシェークスピアの劇の1シーンの様。
少し寒かったけど、毛布とUGGのおかげで、山ちゃんも私も大満足。
川の上という事で、かなりの湿気でバイオリンの弦は全然滑らないようでさすがのトビアスもかなり苦労してたけれど、こんなロケーションで演奏できるなんて滅多にないことで本人も超ご満足の様子。
素敵な夜でした。







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11.9.11

Cultural deference


 
アメリカ人が集まるとホットドックのスタンドかハンバーガーのバーベキューとお決まり。
今日の王子の野球の試合もしかり。
彼も試合に行く楽しみの一つがこの各ホームチームが用意する食事のスタンド。
今日のホームチームはNY直輸入か?と思わせるような移動式ホットドック屋台。
スイス風のフランスのバゲットの中心に穴をあけてソーセージを突っ込むのではなく、
ちゃんとあの柔らかい給食のパンみたいなのに、サワークラウトまで入れてくれるNY風。


日本人が集まる催しのお決まりはこれ。餅つき。いつの季節でもスイスの日本人が集まる時はこれ。
(それとも、私の行くところなのだろうか?ちなみに、これは先週行なわれた王子が土曜日に通っている日本人学校のバザーでの様子)
でもつきたてのお餅って本当においしいですねぇ。

ま。所変われば品変わるで。私はお餅に、たこ焼きに、焼きそばに、たいやきがいいな。

8.9.11

Maerli fuer Erwachsene

秋のオークション展示会の最終日、秋だなぁという感じで少し寒くなったけど
今夜は久しぶりにいい陽気。
展示会の後、会社の女の子達5人と会社からすぐ近くにあるSeebadi Engeという湖の水泳場へ。
ここは夜は湖畔の素敵なバーとして解放されてて、素敵なコンサートが夏中開かれています。
今日は、大人の為の童話という意味の「Maerli fuer Erwachsene」というタイトルの少々ドイツ語上級者になりきっての読書会。4人のスイス人の役者や教養人達が作ったショートストーリーを読んでくれた。
その一人がコピーライターでタレントのフランク・バウマン。彼のひねくれたユーモアが私は結構好きで(私も天の邪鬼なもんで)、スイスに越して来た当時、なに言ってるか意味もわからないのに、彼のやっていた番組「ベンティル」を毎週欠かさず観ていました。
今日の彼のお話は、靴のサイズが47の日本人ツーリストとボトックスばりばりのドイツ人のマダムがでてくるお話。かなり、きつい。休憩の時に、日本人は犬の肉食べないし。と文句を告げた私に、これからは気をつけます。とニヤニヤ笑いながら答えてくれました。おもろい人や。
ストーリーの合間にソロで演奏していた我がメントーのトビアスも、フランクの弾丸のようなしゃべりはかなり疲れるけど、面白いとニヤニヤ話していました。

レト・フォン・グンテンという人も面白くって、いかにも知識人という感じを醸し出しつつ、ショウモナイ話をアクション入りで、かなりきっついベルンの方言で語ってくれました。(半分は理解不可能のドイツ語だったけど、一緒にいってたドイツ人の同僚も?の顔をしていたので、私だけではなかったようだ。ベルンドイツはきつい。でも、方言としてかなりかわいい。)

Seebadi Engeの観客席は京都の鴨川の床(とこ)みたいで、板張りの床(ゆか)に絨毯が所々敷いてあって、そこら中においてあるクッションに座って、寝転んだり、あぐら組んだり、三角座りしたりして、お酒やおつまみを食べながら楽しめるのです。
是非お試しあれ。
もうすぐここでムール貝を食べれる催しがあります。行ってみたい人連絡してね。












1.9.11

Sushi carpaccio


 今週の土曜日からオークションの秋の展示会が始まります。www.schulerauktionen.ch
いつもならば超忙しい時だけど、会社の新しいボスは非常に残業を減らす事に命をかけている人で、8月は働きすぎたので、月末減らしてくれと言われて。
いきなりそんなこといわれても。しゃあないな。といいつつ、喜んで、後の恐さは忘れる事にして、とりあえず2日間を取りました。
でも、急にぽこっと出来た休みに限って、だらだらしてしまう私。。。

これじゃいかんと、ジムへトレーニングに行く事に。クロストレーナーで、よいしょよいしょと漕ぎながらテレビを観ていたら、私の大好きなドイツのお料理番組の再放送中。
(私は、カロリーを消耗しながらなんでいつもこうおいしいものの事を考えてしまうのでしょうか。サダメじゃ。)
そこで、今ドイツで人気の寿司職人(?)のステファン・ヘンスラーさんが作ってた肉を巻いたカリフォルニアロール。おいしそうなので、早速ジムの横に偶然ある(?)でっかいスーパーで材料を購入。外に巻くお肉はカラバッチョ用に薄ーく、最高においしそうなお肉を切ってもらいました。
ネギを天ぷらにあげて、それとアボガドとキュウリを裏巻きにして、その外にお肉をまいて、一味唐辛子をかけて、それを更に軽く火で炙るという手間のかかったお寿司。時間のぽかっと出来た今日を除いてこんなのいつ出来る?の勢いで完成。上には特製照り焼きソース。このソースは鶏ガラスープとごま油が入るところが味噌。



我が家の男子の評価もなかなかのもの。肉好きな2人だし、当然?の結果かも。
でも本当に上出来でした。(見た目の悪さは、豪快料理専門の私なので、ごあいきょ、ごあいきょ。)

たくさん作りすぎちゃったので、お腹をすかせたN嬢を呼んだところ、
最近バイオリンのレッスンに通うのをやめた王子に、今とばかり、自分の出番だと。サックスを持って来て王子に吹かせ始めた彼女。
すぐに音がなって、うちの子天才?バンドの仲間の1人よりいい音でてるかも?
いきなりCジャムブルースを吹き始めた王子。母の喜びもつかの間。
終わった後、さりげなく私のとこに来て、王子ひと言。

ぼく、サックスは吹きたいけど、練習嫌いだからしない。

という訳で、ジャズ・ミュージシャンの道はあり得ないか。6年生になった王子。進路そろそろ考えないとね。スイスは職業選択、中学生にはしなきゃならないのです。勉強の道へいくか、丁稚奉公始めるか。