30.11.11

Christmas Team Dinner

うちの会社は絵画部門と商品部門に分かれるのですが、その私が所属している商品部門のクリスマス会に今年は久々にKreis 6と言うレストランに行きました。
ここは結構古くからあるおいしいレストランでチューリッヒの閑静な住宅街の真ん中にあります。
毎年順番にレストランを決めて10人ほどのこじんまりとしたいつもの仲間でゆっくり夕食を頂くこの会。今年はこのレストランの近くにすむMさんがこのレストランを取ってくれました。
私が取ったのはまずスターターがたこのグリルとフェンネルのサラダ。
たこ好きのわたしはメニューにたこが載ってるとつい頼んじゃうんですけど、ヨーロッパでは、はずれが結構ある。イタリアのリグリア地方でも、カラブリアでも、生臭かったことがたびたび。。。今回のは正解。とろけそうに柔らかい食感に、軽く効いたニンニクの香りとグリルのテースト。質の高いオリーブオイルの香りがこれを100点満点に!生のフェンネルもサラダで食べるのが大好きなのでとってもおいしかったです。ただ、この量。
食べきれる分けないし、しかも次に取ったメインが肉料理なので半分で断念。

そして私の今日のメインはジビエ!!牡鹿のフィレに、芽キャベツのクリーム和え、赤キャベツ、シュパッツリと言うパスタ添え。
フィレにはスイスではアイヤーシュワンムリと呼ばれる杏茸のソースがかかっていて、
お肉はとろけそうに柔らかかった。ひさびさの満点。
ただ、残念だったのはシュパッツリが焼いてあったこと!私は、このパスタの茹でたてのところが好きなんです。でも、私の前に座っていたうちの会社のロックンロール経理のミチ君が残らず食べてくれました。(若いってすごい。みんなの残りを平らげていた。マックで
ビックマックメニューに追加のチーズバーガーを頼むタイプだろうな。痩せてるのに)
楽しいひとときでした。

ただ。
この後、前のブログに書いていたダンサーの方の打ち上げ兼誕生パーティに参加。
劇場の横にあるライブハウスを貸し切って、でかいスクリーンを使って舞台でみんなでカラオケ大会!歌って踊れる板前さんまで参加で、それはそれはおもろい長い夜となりました。
ひさびさに、ギンギラギンにさりげなくbyマッチを聞きました。ほお骨が痛むまで笑いましたとさ。お誕生日おめでとうございます。それから、公演の大成功おめでとうございました。

28.11.11

JBpress

Japan Business PressことJBpress というWEB経済メデイアに
在スイス・ジャーナリストの岩澤里美さんが、

浮世絵も印籠もお任せ!の東洋美術鑑定家 ヨーロッパに眠るお宝を掘り出す目利き」

と言うちょっと照れちゃうようなタイトルで、私の仕事に就いての記事を書いてくださいました。

彼女には7月に行なわれたArtists for Japan and the Futureのチャリティーイベントの事もヤフーを始め、オルタナと言う環境雑誌にも記事を書いていただきましたのですが、
今回の記事は自分の事と言うこともあって、読んでて自分でもすごく不思議なんですよね。
あ、そうだ、そうだったんだ、自分って、とか思いながら、結構、自分なりには無我夢中にやってきたこの20年間をなんだか短い自分史を書いていただいたようで。

それほど長くもないインタビューからこんなすごい文章が書けちゃうなんて。
さすが、ジャーナリストの方だなって大感心。

ありがとうございました。

27.11.11

Vanishing

Artists for Japan and the Future を一緒に企画・主催させていただいた平敷秀人さんの新しいパフォーマンスをT姉とよっちゃんと一緒に観に行きました。題名はVanishing
いつもながらの鍛えられたすばらしい動きに目を奪われました。

現代舞踊というのは、それどころか、ダンスと言うものを観に行く事はまずない私でしたが、最近秀人さんのダンスを始めたくさんみせていだだく機会に恵まれて
わからないから見ないという恐怖心もなくなり、最後まで楽しませていただきました。
具体と言うものもわかってきたような気がします。音楽にしても、絵にしても具体いわいるコンクレート・アートは考えすぎちゃダメなんですよね。いいと思えばいいし、題名とか、わからないとか怖がらないでたのしめばいいんですよね。

途中で山海塾のようなつるっとした日本で活躍されているダンサーの方が、徒然草を歌いながらさまよったりした時、横にいたT姉が笑いの渦にのみこまれちゃって、もうダメ。。状態。いっしょに、バカボンのレレレのレとかいいながら、たまらなくなりながらも、笑うのをこらえた私たちでしたが、公演のあと秀人さんに、ひと言「笑ってくださいよぉ。」と言われてまたまた目から鱗の私たちでした。なんか、静かに観てなきゃいけない感じがしてたんですけど。。違うらしい。だから、具体なんでしょうかね。自分が思ったように受け止めて感情を出しちゃっていいんですよね。クラッシックのコンサートでは最近拍手は公演の最後だけにしてください。演奏の邪魔になりますから的に言われる事が多くなったせいか
ちょっと緊張してました。わたしたち。
というか、どうリアクションしていいのかわからないんですよね。見慣れてないものは。
ジャズのコンサートだったら、どこで茶々入れるべきとかわかるんだけど。

こんなに楽しいもんなんだ現代舞踊は、とまた新しい経験でした。






24.11.11

Light up our town

 今年もクリスマスのライトアップが始まりました。
激動の1年でした。
オークションも来週から始まるし、年末の日本への里帰りまで後もう1ヶ月。
たのしみです。

21.11.11

Grüntee Apéro


チューリッヒでおいしい日本茶といえば、青雲堂の池田さん。
彼女が主催の二度目の日本赤十字へ募金される為のチャリティーお茶会によっちゃんといきました。
和菓子のイエガーさんをはじめいろいろな方の作られた洋菓子のような和菓子達。
East meet West Sweetという題名での今日のお茶会は抹茶ボールのクッキー、豆乳のパンナコッタに黒糖のシロップがかかったものや、抹茶のロールケーキ、にっきといいたくなるシナモンクッキーの中にモンブランのように栗のクリームの入ったお菓子。などなど。
すべてがすごく上品でおいしいお味。
池田さんが入れてくだされた緑茶は本当においしかったし、お薄までいただいて、満足満足の私たち。
彼女はCHBOXというスイス在住のいろいろな分野で活躍されているアーティストの方々が募金箱を作ってそこに募金を入れてもらうという活動にも参加されていて、その方達の作品の一部を展示されていました。その中の一人で私もオークションで取り扱わせせていただいたことのあるAkiko Satoさんもその活動に参加されていて、お話をさせていただきました。
母のスイスでの展覧会にも来ていただいていたそうで、すぐに名前がつながらないで失礼いたしました。たくさんいろいろな方がいろいろなところで素敵な活動をされていて
本当に毎回感動です。




17.11.11

Red Rock

最近はまっているジンジャーエールがあります。
アメリカ製なんだけど、ボトリングはスイスでしているらしい。
この何とも言えない古くっさいボトルも咳止めの薬の様でちょっといけてるもう一つの理由なのです。
よく行くヘルシンキというクラブで売っているのですが、
アルコール分が入ってなくっても、これだけでいけちゃうぐらい きっつい代物なのです。

まず、1口目にいく前ににおいをかくだけで、咳が出ます。
わたしとN嬢ははまっているけど、T君なんかはこれを飲むとくしゃみがとまりません。
2口目を飲んでも、咳が出ます。涙もでてきそうです。
3口目にはなれてきて息をしないで飲まないようにします。おいっしいいい。
生姜をそのまま飲んでいるようです。風邪ひきなんか吹っ飛びそうです。
4口目にまたきっついことをすっかり忘れて、また普通に飲んでしまいます。
それで、咳がでて、わさびの効きすぎたお寿司を食べた時のように、ツーンとして涙がぽろっと流れます。

先週ロンドンで久しぶりにジンジャービールを飲んだけど、このジンジャーエールのむこうにも並びません。

どこで買えるのかな。ご存知の方ご一報をください。ぺこ。

Kunst 11



やっと今日の〆切ぎりぎり15分前に冬期オークションのカタログ書き終わりました。
もうこんなぎりぎりの人生いやああ。と毎回思うけどこんな生活16年やってる私は、
好きなんでしょうね。

明日からチューリッヒで一番大きなアートフェアーのKunst が始まります。
それに向けての今日はオープニング。知り合いのかなりいけてるギャラリーもたくさん参加されています。参加者はドイツやスイスが多い感じがしました。
例年よりスイスフランが高すぎるからなのか、外国勢が少ないような気がします。

Art Baselのような年間超Must beイベントにはまだまだ及ばないけど、毎年参加してるけど
だんだんレベルアップしている気がします。スポンサーもたくさんついているからかな。


チューリッヒ州立銀行もこのイベントのスポンサーで若いアーティストやギャラリーのコンペなども行われます。このコンペのコーナーはかなりおもしろくって、まず雰囲気がめちゃアート。まずは、どこもかしこも室内は禁煙のこの国で、そこのコーナーは無礼講。。
音楽が鳴り響き、若いアーティスト達がたまってて、どこのクラブかしらという雰囲気。

来年も楽しみです。


8.11.11

London

ロンドンです。先々週はパリで今週はロンドン。遊び歩いてる様ですが、こちらは半分勉強とお仕事の休みに美味しいもんと時間があれば買い物の巻。
世界中のディーラが集まるオークションと東洋美術のギャラリーのオープニングをかねた、アジアン・アート・ウイークに同僚の山ちゃんと一緒に参加です。



むかしなつかし研修生として働いたクリスティーズも中国色のみ。私がいた90年代は中国部門の方が2人だけで、日本美術部に間借りしていたようなものだったのに、今は時代は中国。アジアン・アート・ウイークというのに日本美術なし。。。日本美術部にも崩壊状態。
サザビーズの方も、日曜日にインペリアル陶器の面白そうなレクチャーがあるので行ったところ、上海のデパート状態。込み過ぎ。しかもすべてご当地の方々。すごいパワーや。当時日本人の方がロンドンのオークションに参加してた頃もこれほどではなかった。
商品の数と質は確かにサザビーズの方が上だけど、いつものごとく雰囲気はクリスティーズが抜群。会社の色がすごく出ていて面白いです。

何日かに渡ってお祭りのように毎日ロンドンのいろいろな東洋美術のディーラーやお店のある地域 ハイストリートケンジントン、セントジェームス、メイフェアでギャラリー・オープニングがあるのですが、今夜はセントジェームス地区の番。
道を歩いていたら前から来るのが、知人のニューヨークのアートディーラー。
ギャラリーに入ると、そこには香港からのうちの顧客とネットワーキングには最高のイベントです。
オープニングもスイスとまた少し違って面白い。シャンペンにチョコレートがでてたり、
そのチョコが青かったり。(色付きのチョコなんてスイスでは子供も食べない?)
でも、中身の濃さは大英帝国の東洋美術の文化は深さが違う。
勉強になるわ。

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5.11.11

Rico's kitchen in Vietnam







空港なう。今週から始まっているロンドンのアジアアートウィークに山ちゃんとまいります。毎年一緒にいくロンドン私と同様ロンドンに留学してた彼女とする里帰りみたいなもんです。
といっても週末だけ楽しんで月曜日は仕事です。

昨日は、T姉主宰のお料理教室でした。
ベトナム料理の巻でモチモチのライスペーパーを使ったカニコロッケに目玉焼きのヤムサラダとタラのココナッツミルク煮。デザートはプリンに練乳、エスプレッソとクラッシュアイス。
こんなお魚の食べ方もあったのね。是非また作ってみよっと。



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1.11.11

Charlie Watts



王子がハロウィーンに出かけて、友達の家にお泊まりもしてくれるということで
久しぶりにパト吉と彼の大好きなブギウギのコンサートへ。

音楽なんでも大好きなんだけど、ビートの変わらないのは苦手。だから、ブギウギとテクノが少し苦手。

でも、今日のはいつもと違って私から提案。
だって、彼の好きなアレックス・ツヴィンゲンベァーガーというドイツ人のめちゃくちゃカルト的な人気ブギウギピアニストが、なんとローリングストーンスのドラマー・チャーリー・ワット様と一緒に組んで今ヨーロッパをツアー中の 
The ABC&D of Boogie Woogie
というバンドがチューリッヒに来るというのだから。

このたまらなく平凡なバンド名はメンバーの頭文字を取ったものらしい。

Axel Zwingenberger (p), Ben Waters (p), Charlie Watts (dr), Dave Green (b)

私とパト吉は、コンサート前にまずは食事しようよと、コンサートが行われるレストランもあるカウフロイテンに入って、席に着いたところ、なんと隣でお食事をされていたのは、
チャーリー・ワット様ご本人。品のいいトックリの赤いセーターにジーンズ姿。

隣に座っているブギウギピアニスト達のヘビー級とは大違いのロックンローラーでスリムなおじいさまって感じ。小さい街に住むとこういう事がラッキーよね。すごい普通の人ですこしびっくり。

でも、今日のコンサート客層もすごかった。普段のトレンディーなカウフロイテンとは打って変わって、私がきっと最年少???ってか?
白髪の波また波。ブギウギという音楽のせい?それとも、ローリングストーンズファン?

一列目をぶんどって、踊りまくっていらっしゃったおじいさまはコンサートの途中でしかも脱水症状で倒れるまでのハプニング。ここはどこ。。。わたしはだれ。。。

負けずに音楽に集中。の私。まじ、よかったっす。感動したっす。

チャーリー・ワット様は本当に音楽が好きなんだろうな。ストーンズの時も、クールで一人場違いにインテリっぽくてかっこいいけど、今日の彼はすごく嬉しそうにドラムを叩いていたように思えました。楽しいぃっていいながら。


チャーリー・ワット様には後光が射していてなかなか写真に顔が。。。
最後まで、優しい表情で、ストーンズファンのおじい樣方にサインを気軽にしてあげたり、自分の使っていたドラムのスティックを投げてあげたり、さすがロックンローラーはファンサービスがお上手。

二人のブギウギピアニスト達ものりのりでアンコールが30分以上続き、
合計2時間の中身の濃いいい夜でした。