2.6.10

Mark Feldman


ニューヨークへ行く飛行機をJFKで降りた瞬間、私の前に超古臭いバイオリンケースを肩にかけてる人がいたので、チラッと見たら、なんと、かのジャズ・バイオリンの天才マーク・フェルドマン

つい「Mr Feldman?」と声を出したところ、
「おぅ.ハーィ.How are you? 君もニューヨークで仕事?? この間会ったよね。名前なんだったな?Give me some clue?」と言うお気軽なご意見。

「えっとね。。。私の名前をご存じないのは、私たち、今日はじめてお会いしたからです。私のほうは、あなたのコンサートやいつも勉強しているジャズ・即興のEasy jazz conceptionの本であなたの演奏はしょっちゅう聞いていますが。。」

この後もジャズ・ミュージシャンらしい気軽さでいろいろその後も世間話をして、トビアス・プライシクのもとでバイオリンを習っています。と言う話をすると。
「オーゥ。トバイヤス。彼の音はいいよね。よく知ってるよ。君も頑張って練習に励んでね。」
そして、またチューリッヒでね。とさよならした。3週間後に再会です。
ブログをかなりサボっていたので、結構前のことになりますが5月12日にMoodsでの彼と彼の奥様Sylbie Courvoisierのコンサートに行ってきました。
演奏が始まる前、控え室から降りてきてバーに立っている私を見てすぐ、「おぅ. ハーィ. JFKの彼女ではありませんかぁ・・・」と大喜び。
彼らの演奏はいつもながらのかなりのエキスペリメンタル・ジャズ。しかも、マークはピックアップなしでマイクのみでの演奏なので、バーの女の子がおつりを落としただけでも演奏をやめると言うかなり神経質なコンサート。彼のテクニックはさすが。全ての音が完璧。エキセントリックなシルビーのピアノとの絶妙のタイミング。
勉強なりました。
(余談ですが、帰りの飛行機では朝のラジオ・エナジーにいつも出てくるスイスの人気司会者ロマン・キルヒスペァーガーと奥様のビオラちゃんの隣でした。結構かっこよかった。)