21.9.08

Mi Cosmo-Tango


昨日は参観日の後、多忙な母はコンサートへ行きました。
私がマエストロと慕っているバイオリニストのトビアス・プライシク(Tobias Preisig)君が出演するMi Cosmo-Tango(ミ・コスモ・タンゴ)というグループのコンサートです。カウフロイテン(Kaufleuten)、チューリッヒのいわゆる、超トレンド・クラブでのコンサートで、雰囲気は抜群でした。

歌手のアレクサンドラ・プルサさんは、女優でもあり、さすがの舞台運びでした。
スイスにはいろいろな方言がありますが、彼女のベルン訛りのドイツ語はタンゴにとてもよく溶け込んでなかなかのものでした。
スイスでは、4ヶ国語が公用語(フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語)として使われていますが、彼女はスペイン語で歌われるべきアルゼンチン・タンゴをその4ヶ国語で歌うのが売りで、
コンチネンタル・タンゴや、ピアソラなどを自分たちでアレンジして演奏していました。


マレーヌ・ディートリッヒのような容貌で歌うフランス語の歌は、タンゴというよりシャンソンのようで、とても美しかったです。
でも、最後のリベルタンゴの英語はちょっと聞きたくなかったな。
わざとフランス語、ドイツ語訛りで歌ったのか、英語が下手だったのかは?です。

ほんとは、もっとバイオリンやギターの音も聞きたかったな。私は、歌より楽器が好きなんです。

聞きたい方は、10月11日に、少し遠いですが Hotel Restaurant Hammer, Eigenthalでまたコンサートがあります。あと、CDも出てます。買ってあげてください。http://www.alexandra-prusa.ch/ でよろしく。

コンサートの前に、左がバイオリンのトビアス・プライシク君(http://www.tobiaspreisig.com/)で、右がバンドネオンのスベン・アンジェロ・ミンデシ君
この後、彼らは舞台メークさんの手で、グリースべたべたの、タンゴ風ラテン・ラバーと化するのでありました。