1.1.10

Happy New Year

明けましておめでとうございます。

今年の(去年?)我が家のシルベスター・パーティは、お向かいのご家族からのご招待で一緒にフォンデュー・シノワズをいただいて、夜中の12時20分から始まるチューリッヒの大花火大会を我が家の窓から見てドンちゃん騒ぎをするというモットーで始まりました。
うちのようなスイス在住日本人家庭ではまずフォンデュー・シノワズとかしないじゃないですか。
鍋といえば、しゃぶしゃぶとか、うどんすきとか、すき焼きとか。
このシノワズはちなみに、スイス人が考える中国風ですがビーフブイヨンの鍋に薄切りのお肉をフォークに刺してしゃぶしゃぶのようにして、それをクリーム又はマヨネーズベースのカレーやカクテル系のソースで食べるものので、私はこのソースが結構苦手なのです。
そこで、考えたのが私流のゴマソース。ゴマペーストにチキンブイヨンと醤油、砂糖、みりんで味をつけたものに、にんにくとしょうがのすったのを加えた簡単なゴマだれです。
義理マモンのシノワズは、お魚やえび、マッシュルーム、ブロッコリーなどの野菜もつきますが、お隣さんのは食べ盛りの子供が3人の大家族、ソーセージやポテトチップスなのもテーブルにのぞくボリューム大のもの。でも、みんなでわいわいと楽しかったです。

食事の後は、お隣さんの地下の映画ルームでみんなで年末恒例のDinner for oneを観賞。
日本人が紅白を見て、ゆくとしくるとしを観るように、スイス・ドイツ人はこれがないと正月が来ないようです。おもしろいところが、スイス人たちはこれがイギリスの古い映画と思っているのですが、友人のイギリス人たちは聞いたこともないみたいで、それもそのはずで60年代にドイツでつくられた短いスケッチだそう。見たことない方是非一度観てください。ミス・ソフィーとバトラーのジェームスの会話がなかなかおもしろいです。
夜中の12時の鐘と共に、シャンペンで乾杯をして子供たちも花火を上げて、その後ブライ・ギィセンと言う豚や四葉のクローバーの形をした鉛をスプーンの上にのせて、ろうそくの火の上にのせて溶かして、それを水に流して固まった形を見て今年の運勢を占うので遊んで、王子もこの通り。
飲みすぎたけど、楽しい夜でした。