2.11.10

Continue to our autum holiday -Alba

2010年は 夏の暑さと、その後の雨続きでワインはいまいちの出来だそうです。
そのかわり今年はトリュフが豊作だそうです。
と言うわけで、というわけでもありませんが、今年もアルバで私たちは白トリュフずくめです。
一緒に今回はじめて来たベジタリアン山ちゃんは、
「ベジタリアンとしてこんなにオフィシャルにぜいたくできるアルバは最高。きのこ万歳。」
と、菜食天国にひたってるし。


ご一緒させていただいたT姉のブログでもいろいろアップされてることだし、
私はいろんなレストランの白トリュフ特集。
先ずはアルバ市内のラリベラ
アグリツーリズモのアレッサンドロには、おっしゃれなとこだよ。
僕は言ったことないけど、結構ハイエンド。というあっさりとしたご意見。
トリュフ・ソムリエの免許も持つというオーナーの下
すごい量のトリュフを鰹節のように山盛り削ってくださいました。
ここのタヤリンパスタは、手できったものでなかなかの歯ごたえでおいしかったです。
でも、もう少しパスタがあたたかかったら満点かな。
手できったものでもう一つここでおいしかったのは牛肉タルタルのカルネ・クルダ。
ミンチマシンを通さないで、包丁でたたいた物らしく食感抜群。
かかってたオリーブオイルも最高においしくって(私の好きなリグリア地方のオイルだったと思う)超満足。


次に食べたトリュフはココットの卵とチーズにかけた物。
去年も来たブラのスローフードの本拠地にあるBoccondivino。この卵は本当においしかったです。でも、ほかの方が食べてたタジャリン・パスタの白トリュフは本当に邪道。
パスタの上にもう削ってあってテーブルに出てきたのです。
これが、チューリッヒとかほかの街で食べるならともかくも、お願いやわ。
でも、まあ、アルバで食べてるのではないから、しょうがないのかな。
ここは、サービスにしても、雰囲気にしても、ランチがいいお店と決定です。

次は、私は横でウィンウィンいわせながら回っているパスタマシーンに魅了されて注文した
バロロ・サルシッチャのラグーのタジャリン。
アレッサンドロに薦められたお店に行く為にラモロの街に来たのですが、そこが一杯で 
その後偶然入ったのがこのオステリアMore e macine
パト吉は外から一目でこの店に入りたいと思ったらしい。
期待を裏切らずにおいしいパスタでした。ここでは唯一王子が白トリュフを注文。
いわいるトリュフの殿堂のようなエノクラブやラリベラとは違って、
いわゆる量りにのせて削った分だけ払う式。
1グラムでも小さいお店は売り上げかなり違ってくるもんね。
真っ白のトリュフを2日間食べつくしている大人としては、ここで口を濁したくない。。。
少し色も赤めのトリュフでしたが、トリュフオイル好きの王子としては最高だったそうです。
(彼は去年のエノクラブの超トリュフパスタでかけすぎのトリュフに参ったからね。。。)

そして、そのトリュフの殿堂のエノクラブで最後の晩餐となりました。4回目。。。なぜか毎回来てしまう。雰囲気がいいのよね。今年はさすがに、中国人ウエイターさん出場。来るんだろうな。
まずは、トリュフの陰に隠れていつもピエモンテで食べそこなっちゃうポルチーニ茸をいただきました。私の大好きなホイル焼き。葡萄の葉っぱの上にベーコンと一緒に蒸されていて、最高。
ホイル焼き私は簡単だしおいしいし大好きなのですが、王子が嫌い。飛行機の食事の匂いがするというのです。そうなのかな?子供の味覚の記憶って不思議ですね。
ということで、最後はエノクラブのトリュフのパスタ。香り最高。おいしかった。


今年の旅行の目的は、アルバのトリュフ市もだけど
トリノで二年に一度行われるスローフード主催のSalone del Gusto
イタリア中のおいしいものが集まるメッセで。一言に言うと天国のようなところ。
といっても、本当のとこ、スローフードの民衆化と共にかなり商業的なメッセですが。
楽しいところにはちがいない。
T姉と私は本当食べたいものの好みが一緒でこの丸焼きでハーブがたっぷり挟まったハムをいただきました。ハムはおいしかったけど、それをはさんだパンが昔のイタリアの塩気も何にもない、乾ききった白いパンでそれが残念でした。思わず中身だけいただきました。
王子の食べたバロロ・サルシッチャのホットドックもおいしかったです。
何と半生のサルシッチャがはさんであるのです。
この後、シシリア島のブース近くでピスタチオのクリームや半生乾きのチェリートマトなどなど
おいしいものをゲット。いつも正しいことしか言わないはずの倫理観を大切にしている山ちゃんがぼそっと「やっぱり、イタリア男子はシシリアが一番ね。」と一言。
ブースをふーと見回すと、まじすごい。隣のコーナーのウンブリアの方々すみません。
シシリア男子すごし。


いつもの秋のグルメの旅でしたがお天気にも恵まれてとても気持ちのいい旅行でした。
一緒に旅行したみんな、楽しかったね。

アグリツーリズモCasa Ressia の新しい仲間、ジョニーと王子。
彼もいつかはトリュフ犬?