15.11.10

Camp jazz 2

今年で2回目のキャンプ・ロックならぬ、キャンプ・ジャズにチューリッヒで一番高い場所にあるシュターネンベルグと言う村の横のGPSにも地図にも名前の載っていないシュタイネンバッハという村に行って来ました。
去年と同じ山小屋をかりて寝袋もってです。
ここに来る度にロッキーホラーショウを思い出すとキーボードのマルコス。確かに。。。
山奥の谷の中の行き止まりの少し手前にあるこの小屋。少しいった所(といっても田舎の少しは1キロはある)の農家ではちょうど牛をしめた後で、包丁を振りかざしたおばさんがいたりして。。。(まじ、散歩してたら観たんです。私たち。)

でも、本当にいいところなんです。小屋の後ろには小川が流れていて、静かで。携帯も圏外でつながりにくし、缶詰になるのにはぴったり。
12月のコンサートも近いし、私も、バンドのみんなもやる気満々。
おじさんバンドなので、みんなそれぞれの家庭にお願いして週末を抜けさせてもらってまっす。。って感じですが、だからこそ何週間も前から、誰が何を担当して、金曜日から土曜日のメニューまで決めちゃって、おいしいワインもこの日のために探してくれたり、みんな超楽しみにしてました。普段いろいろ雑用をしている私は何にもしなくていい人。鍵の受け渡しとかこの家のことのみ担当。
いつもの、コックさんのセバスチャンのめちゃくちゃ豪華な朝食もみんなの楽しみのひとつ。
朝、一人早起きしてくれて、焼きたてのパンの匂いで目が覚める幸せをかなえてくれるのです。
こんな山小屋で誰が焼きたてのパン食べられると思います??? しかも、スコットランド産のワイルドサーモンを自分で燻製にしたもの、そのムース、野菜やハムの入った卵のオムレツ。
そこに、グルメおじさんのベースのアンディが持ってきてくれた完熟のパインにマンゴとブーブクリコ。(何しにきてんねん。と言う問いは無意味。)
到着日の夕食は元パン屋さんでただいまレストラン衛生管理士のサックスのレモが作ってきてくれたコレラと言う恐ろしい名前のパイ。
 
彼は、ヴァリス州のロイケバードと言う村の出身で、これがそこの郷土料理。
むちゃくちゃおいしいんです。
18世紀にヴァリスにコレラが流行った時に貧しい村の人たちはなすすべなく家にあるもので作った料理というのが起源だそうです。だから、コレラ。と言う名前。
なかには、茹でたポテト、りんご、ポロねぎ、キャベツ、ベーコン、ラクレットチーズなどが入っています。つなぎはなし。あっさりと、りんごの甘酸っぱさがきいてすごくおいしい。でも、かなりヘビー。ポテトにチーズだもんね。

食事はともかく。。。

まじ、練習しました。朝から晩まで。毎晩2時ごろまで。。。(ただ朝は超豪華な朝ご飯の為少し遅め。)
日曜日の帰る前3時ぐらいには、体中が筋肉痛。バイオリンの弦を押さえる指は豆できちゃうし、首はあざできるし。(おじさんバンド。。。なもんで)

でも、やりとげたぁーって気分です。今日、月曜日の会社は音楽のオーバードースで午前中は頭がまわりませんでしたが。みなさん、仕事と家庭に支障のないように遊びましょう。