17.5.09

Theater Heubühne

チューリッヒ郊外に住んでいる元同僚の招待で、王子と劇を観に行きました。
彼女の家はLandgutと言う地域の地主の領邸だった建物の一部にあって、その領地の中には、昔、牧草を保管していた建物を改造して建てたTheater HEUBÜHNEと言う劇場があるのです。庭に劇場ですよ。
その中に家を借りれる幸せ者の彼女は、その家の持ち主の昔からの知り合いで、その家の持ち主さんなんか、その家の前の道は当然家族の名前だし、チューリッヒの歴史にもでてくる重要人物なのです。庭なんか、庭とは呼べない。公園です。
その公園のような庭で、他にも招待された同僚たちと、劇の前にハイティをご馳走になりました。子供たちは、すごく楽しそうに凧揚げをしたり(凧の上がる庭ありまへんで。普通。)、馬に乗せてもらったり(馬いませんで、庭に。)お天気はいいし、景色は最高だし。幸福度100点満点。
その後観た劇はLa Scaletttaと言う若者中心の劇団による、白と灰色ネズミのお話で、白ネズミたちはすごくスノッブで、自分たちと肌の色のちがう灰色ネズミ達を差別するのですが、最後はネズミ達の住んでいる人間も黒人だったと言うこともあって、肌の色の違いは関係ないと白いネズミと灰色のネズミの若者の結婚を許しちゃうと言う。結構政治色の強い作品。役者たちはみんな10代前半だったけどとても上手。
素敵な日曜日でした。