14.6.09

Der Ring des Nibelungen für Kinder

今日は王子とキンダー・オペラを観ました。オペラ座で、子供用につくられたワグナーの《ニーベルングの指環》。合計11時間、4日かかると言われているこのオペラをどうやって1時間で見せてくれるんだろうと楽しみにして行きました。実際、4日かけて見たいかっちゅう問題もあるしね。(以前チューリッヒのオペラ座で見た友人の話によると、2日目ぐらいに何で観なあかんねんという気になったらしい。)
以前王子と子供版《魔笛》を観た時、ヨーロッパってこういうのがあるから、子供も気軽にオペラになじんでいけるんだよな。。。なんて思ってたけど、このキンダー・リングはなんともふざけた《こどものためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険~指環(ゆびわ)をとりもどせ!」≫なんて名前で2004年に新国立劇場で上演されたものが、ウィーンで取り上げられ、それがチューリッヒにも取り上げられたという日本人として、めっちゃ自慢できる代物。三澤洋史という大先生が作曲されて、ひびのこづえが衣装を担当したらしい。
最初は、こんなことを知らずに観ていたのだけれど、衣装がなんとも日本の漫画チックだなあと思っていたところでした。
正直すごいおもしろかったです。ホルンの音が時々外れたのと、歌手もちょっと二流選手で、子供用だとオペラ座も手を抜いてるのか知らん。という気はしたけど。
王子と帰りの電車は、タッタラ。タンタ。タッタラ。タンタ。タッタラ。タンタ。タッタラ。タアアア・・・とワールキューレのテーマを歌いながら帰ったのは言うまでもありません。