27.4.12

Salome by Minou


今日は久しぶりに気持ちのいい春日和でした。王子は春休みで、公演に行ったり、テニスしに行ったり、姿を見たのはお昼ご飯と夕ご飯のみ。夜はよなよな下の階に住むいとこの部屋にお泊まり。
夜ご飯のあと、妹分のN嬢がIOIC—Institute of Incoherent Cinematographyと言う所で、友達三人組で組んでいるバンドのMinouで参加するというので、私も夜な夜なお散歩へ。

1923年につくられたサロメという無声映画に音楽を付けると言うかなりのチャレンジに挑戦です。最近オスカーを取ったアーティストという映画でも、予告編だけで結構もういいわ。と思っちゃうぐらいあまり無声映画というのに興味がないので、あんまり期待しないで行ったのですが、それが、どっこい面白かった!
映画のコスチュームが素敵。オスカーワイルドのビアズレーの挿絵をもとにつくられたと思われるデザインに、サロメの動きやポーズがまるでフランスのアールデコのチパルスの銅像の様。骨董好きにはたまらない映画です。

彼女達三人の音楽もばっちり。ぶっつけ本番で、映画も観ずに即興で演奏するという条件の下での演奏だったんだけれど、すごく全ての動きにもばっちりマッチしてましたよ。ピアノ、サックス、バス・クラリネット、コントラバス、それからいろんなおもちゃまで使ってスペシャルエフェクトばっちり。あー面白かった。