17.11.08

Alba with Mama

母上様が日本からいらっしゃいましたので、白トリュフを食べにイタリアのピエモンテ州のアルバに今年もまた行ってきました。泊まったのは去年もお世話になったアグリ・ツーリズモのCasa Ressia (http://www.casaressia.it/)です。爽やかな農業青年のようなアレッサンドロ君と、そのお父さんやっているとても長閑な宿なのです。ブドウ畑が広がり、そこで取れる葡萄はLanghe Nebbioloとして市場に出ます。小さい兼業農家なので、近所の葡萄とともに、近くの醸造所に持っていってワインにしてもらうようです。お父さんの本業は、アルバの村の電気工事士で、アレッサンドロ君は家のホテル業と趣味のケーキ作りです。彼の作ってくれる、クッキーやケーキは朝ご飯のテーブルに並びます。着いた日の夕食は、近くにあるオステリアOsteria Italiaに行きました。こんな小さいレストランにまで、しかも25ユーロの安価で、白トリュフのパスタがメニューにあったので、母はそれを注文、私は目玉焼きの上にトリュフをのせてもらうことにしました。卵のココットの下には、チーズのフォンデュが入っていて、そこにたっぷりと白トリュフをのせるもので、一度は食べてみようと思っていたけれど、高級レストランではなんか申し訳なくて頼めなかった代物なので、ここで注文。むむむ。。。これは本当に一口、二口は良いけど、全部食べられるものではありません。。。ここに入っているコレステロールが気になるついでに、マジでヘビーな一品。いい経験になりました。ここで食べたトリュフのパスタは、ここアルバ・ランゲ名産の "tajarin"も少しゆですぎ。おいしかったけどやはり25ユーロのトリュフ料理でありました。
このTajarinというパスタは、とても細い卵麺でいわいるタリアリーニの方言なのですが、日本のチキンラーメンと結構よく似た食感でなかなかノスタルジックな味わいです。

そして次の日、去年一緒にトリュフ狩りに連れて行ってくれた ホテルの隣に住んでいる"trifolai" (トリュフ狩人) のおじさんが、朝ご飯のテーブルに現れて、朝取れた白トリュフを自慢にやってくる。
うう。。。朝からヘビーな匂い。。。幸せの絶頂ですな。去年の一緒に探した時には小さい黒トリュフしか見つからなかったモンね。家の王子はそれを、おじさんから頂いて、家でスパゲッティの上にのせて食べておりました。それ以来、8歳にして、一番好きな食べ物は、ト・リュ・フと言い切る王子です。(彼は今でも、フランスパンにトリュフオイルと塩をかけて食べるのが大好き。おじさんのトリュフ犬ディアナちゃんと過ごした、あの日がとても強烈だった様です。