1.4.09

Rusconi - One up down left right


チューリッヒ出身のトリオが、念願のメジャーデビューを果たしました。今スイスで一番旬の3人ルスコーニ・トリオです。彼らは、音大生時代からずっと一緒に同じ音楽をやってきた仲間たちで、息はぴったり。
CD Taufeといって、スイスではよくやる発売記念コンサートを洗礼式という呼び名でするのですが、3人とも結構今日は緊張。CDが先月発売されて以来、ヨーロッパ中をツアーしているのですが、初めての地元公演で友達、昔からのファン、家族親戚みんなに祝福されてのコンサートだからね。ひさびさに観客の前で、スイスの方言で話すステファンはすごく嬉しそう。
コンサートも、新しいCDも最高でした。とてもPopなジャズで、ルックスもいいので、若い女性にもすごく受けていて、コンサートの後はボーイバンド状態。
ステファンの作る曲は、物語があってとっても情緒的で、彼の繊細で優しい性格が本当に出ていていいのです。彼をスヌーピーに出てくるシュローダーと比べる私はルーシーだからでしょうか。
ドラムのクラウディオのリズム感と切れのいいスティクさばきも最高。元気の出る音楽です。これからが楽しみだね。
CDにウイスキーをかけて、Taufe (洗礼式)を楽しむステファン
Lineup: Stefan Rusconi (p), Fabian Gisler(B), Claudio Strüby(D). Widder Bar, Zürich.