19.7.09

Art House project (家プロジェクト)

ホテルに着いた後、3時の予約に間に合うように、雨の中、家プロジェクトへ行くホテルのバスに。

ゴミの島にされそうになって、工場から出る公害で木も枯れてしまったこの街を立て直すべくはじまったというこのベネッセのプロジェクトの1つがこの家プロジェクト。古い民家や、屋号まで持つ家をアート作品として創りなおして、元気のなかった村を立て直していく。

私の個人的お気に入りは、護王神社、角屋、南寺の順かな。ベネッセの社長も書いてたけど、お年寄りがすごい元気で明るい。
南寺は安藤忠雄の建物の中に、James Turrellの光をつかった作品なのですが。けっこうおもしろい。
真っ暗闇を経験したのは、こことスイスの山の新月の夜に一度。無の世界ですよね。
この後Turrellの作品の一つのオープンスカイを、夜に地中美術館で観ることになるのですが。。。
王子をはじめ、結構大人でもしんどい。。。45分間会話禁止で、空のあいた空間を見つめる。そして見つめる。壁に仕掛けられたライトが壁の色をピンク、青、緑と変えていく中。空の色も夜にと変わる。。。そして変わる。。。そしてまた上を見つめる。約半数の人は、寝ている。。。口を開けて寝ている。。。王子と父上の限界をこえつつある。。。そして上を見つめる。。。蚊にかまれる。。。かゆい。。。終わった。。。
予約の時、母上は夜に地中美術館を見学できるものと思い予約を入れたのですが、ちゃんと細かく書かれてるとこも読みましょうね。。。これ、Turrellの作品のみのナイトプログラムでした。
予約してしか入れないのが、あとここの家プロジェクトでは、きんざという屋号の家。一日限定何人かで、1回につき1人だけが入れて15分中をみせてもらえるという代物。土の壁の下からこもれる光がオブジェを違うように見せるはずなのですが。この日はあいにくの雨で、光もどんより。たぶん、天気のいい、光の明るい日には違うように見えたのかもしれません。王子の分をキャンセルして、キャンセル待ちの方にお譲りして良かったです。Turrellに続いて、9歳児に見せて、感動してもらえるものではありません。

護王神社

碁会所

南寺